第11回「地球を聴く」レクチャーコンサート

ジャワの影絵芝居

 大阪樟蔭女子大学生および一般市民の方に音楽を通じた異文化理解の機会を提供することを目的として実施している「地球を聴く」レクチャーコンサートシリーズの第11回は、インドネシア、ジャワ島中部の伝統芸術である影絵芝居(ワヤン・クリ)を取り上げました。
今回は、子育てカレッジのプログラムの一つという位置づけでもあったため、親子が一緒に異文化体験をすることで親子のコミュニケーションを促進することも目的として開催しました。

 薄暗い中で行われる影絵芝居は、親子のスキンシップを促すという効果もあったように思われます。公演は、日本の昔話(桃太郎)を日本語で演じる影絵芝居と、ジャワの伝統的な演目を現地の言葉で演じる影絵芝居の二本立てで行い、前者は笑いの絶えない愉快な内容で、小さな子どもでも充分に楽しめるものでした。

 一方、後者では哲学的な意味を含む高度な内容が幽玄な影絵芝居によって展開され、両方を合わせることで子どもから大人までがそれぞれに楽しめる公演となりました。全体で約300名(大人178名、子ども118名)の参加があり、公演後のアンケートを含め、年齢を問わず多くの方から好評をいただきました。

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