太陽・地球・月 〜食うか食われるか〜(皆既日食のおはなし)

長谷川義史先生 平成21年7月20日

 日食というものは、毎年どこかで見られるものですが、日本で、それも地面のあるところで皆既日食が見られるのは46年ぶりのことです。

 今回子どもにもわかりやすいように、月と地球の模型を20mmと75mmの発砲スチロールで作り、対応する縮尺距離を2.2mの紐で結びました。このとき太陽は850mほど離れたところで直径8mの球となりますが、それは作れないため、懐中電灯の光で月が地球の表面に作る影(この影のところにいると日食が見られる)を見てもらいました。
 参加者は日食を地球上ではなく、宇宙から眺めたことになります。星を見るとき、奥行きがあることをほとんどの方が気にしていないと思いますが、実際には空間的に広く分布しています。地球とは違う位置で星を見ると、見慣れた星座には見えない仕掛けも体験してもらいました。

 当日は、予想以上に多くの方に教室に来ていただきました。皆既日食が2日後に見られるということもあり、より興味を持って参加してもらえたと思います。

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