絵本と出会い、自由に楽しむというコンセプトはそのままに、今回は、「絵本の世界」へ誘い、「世界の絵本」にふれる「絵本ワールド」と銘打ち、さらなる充実をはかりました。

　「世界天文年」、皆既日食と話題の多い星、天文のテーマ展示、「さわる」ことで楽しさが広がる絵本や、地域、文化の多様性を知る絵本など、新たな切り口で選書するとともに、香芝市、葛城市、両図書館のご協力を得て、郷土資料も展示することにより、多様性に満ちた絵本の世界を示し、「幼児のもの」「かわいらしいもの」といった既成イメージにとどまらない絵本の今、絵本のパワーを感じていただきたいと考えました。

　学生の一生懸命な姿、あたたかく受け入れて下さる来場者の交流がそこここで見られました。また、同様のしかけとして、「この本大好きカード」を新たに導入しましたが、本への興味を高めるという目論見以上に、会場をカラフルに彩り、微笑ましいコメントが来場者を和ませて、効果的でした。