2023.8.23.

一年で最も暑くなる猛暑期に出すのが「暑中見舞い」。立秋(今年は8／8)を過ぎたら「残暑見舞い」となるそうです。
いずれも厳しい気候の中，相手の健康を気遣う手紙であり，江戸時代から始まって大正時代に庶民にも定着を見たというから，そこそこの歴史を持つものなんですね。
さて，平成で大きく後退した感のある郵便ではありますが，令和の現在はどうなっているのでしょう。
今は年賀でさえハガキを使わない人が多い中，夏に見舞い状を出すことは稀になっているのかも知れませんね。去年辺りから「かもめーる」も見なくなりましたし･･･。
しかし，日本人が挨拶をしなくなったわけではなさそうです。1人1台以上とも言われるケータイ端末を用いて遠方の個人とも容易に繋がることができるからこそ，手紙に頼る必要性が減っているだけなのでしょう。
ただ，やっぱり顔を合わして話すのが一番だと思うし，できるなら面倒がらずに顔を見せに行くのが良いでしょうね。それが叶わぬ場合には，元気にしているかと様子伺いを立てるくらいはしておきたいところです。折角のご縁を繋ぐ気持ちは大切にしてほしいと願います。

お盆の休みが終わり，言うてる間に中高生の夏休みも終わりに近づいてます。樟蔭も今週末から2学期が始まります。
休みの間にやろうと思っていた事，やらねばならぬ事は終わっていますでしょうか。新たな気持ちで始められるよう心と体の準備をしておきましょう。

奈良では夏の終わりの行事が次々に行われています。
それも今の時代に合わせて形態を変えているのだなぁと思いつつ，ささやかな楽しみを享受している次第。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高1担任　増井崇