2024.5.7.

　気を張って過ごしていた4月が終わり，連休でホッと気持ちが緩み，いざ通常が始まってしまうと，何ともどんよりとした心持ちになってしまう。これがいわゆる「五月病」ってやつの根源だと言われております。
　我々は通常の学校生活を送れることがいかに恵まれた有難い環境であるかを，コロナ禍により痛感していたはずですが，人はついつい目の前のしんどいことに気を囚われてしまうのでしょう。

　しかし，実は学校ではすぐに大切な定期テストがやってきます。そう，ぼんやりとGW余韻に浸っている場合ではないのです。さぁ，さっさと勉強しましょう。

　ところで，うまく気持ちを切り替えるために大切な事って何だかご存知ですか。避けられぬノルマの設定も悪くはないですが，要は自分の気持ち次第な訳ですから，そちらをコントロールする術を考えていくのが建設的です。
　まずは，気の抜き方から。何となく楽しむだけでなく，先にいつまで遊ぶかという期限を決めてしまうのはどうでしょうか。例えそれが”ボォーっと気を抜く”であっても構いません。ここから必要な学習に入る。だからそれまでは大いに楽しむとよろしい。たっぷりリフレッシュしたなら，”じゃあがんばろうか”へと続けていく覚悟も生まれます。
　もう一つは学びの意義。この21世紀になってもまだ人同士の争いは絶えず，様々な災害が追い打ちを掛けます。そんな中，人が成長するには，過去の知識や経験を学び，より良き選択ができるようになることが大切です。つまり，そもそも学びの苦労は自分のためだということを根底に据えれば，それ程苦労を拒絶する必要はないということに気付きます。

生徒諸君，どうぞこれからも学校生活を満喫してください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高2担任：増井 崇