樟蔭BLOG
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2022.12.16
変身!
フードスタディコース
キッチンガーデンで育てていた黒豆を収穫しました。
今年の夏は晴れの日が多く気温も高かったので、黒豆はグングン成長しました。
茎も太く、葉もたくさん生い茂っていたので、大収穫と思いきや・・・・
虫さんたちに先を越されてしましました(涙・涙・涙)
マル丸と太った鞘を開けたら、虫のかじり後や、丸くなった幼虫が詰まっていたり。
無農薬なので、虫さんたちは美味しい黒豆を堪能したようです。
ひと畝分、苗を引き抜いて、きれいな鞘だけを残したらこれだけになりました。
外側が乾燥している鞘の中はには、黒豆が入っていました。
外側が緑色のさやを剝いてみると・・・

若い大豆=枝豆

ピンク色でみずみずしいお豆。
丹波黒豆しか植えていません。
このピンク色のお豆をそのまま乾燥してみました。
すると、どんどん色が濃くなって、サイズも小さくなり、『黒豆』に変身。

さらに乾燥すると、形が丸くなっていきました
よく考えてみたら、黒豆煮を作るとき、乾燥した豆を浸水しておくと、吸水するにつれて、形がまん丸からインゲン豆のような楕円形に変化していきます。
さらにお鍋で炊いた後の煮汁は、遠目で見ると真っ黒ですが、白い器や布巾に付いた煮汁はガーネットのような深い赤紫色。
今回は、黒豆煮を作るときに見られた変化の逆の過程を見ることが出来ました。
栽培してみないとわからない事が、まだまだたくさんあります。
こんな発見があると、お料理の素材にも興味がわいてきますね。
今回、使える状態の黒豆は少ししかありませんでしたが、お正月の黒豆煮に是非使って欲しいです。

みんなで分けると、お重に入れるくらいしかないです。