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【高2探究】言語聴覚士について
こんにちは。
本日11月28日(火)5限目、高校2年生看護系進学コースの総合的な探究の時間では、大和大学の教授の先生をお招きし、言語聴覚士に関するの内容の講義を行っていただきました。
「言語聴覚士」はあまり聞きなじみのない方が多いかもしれませんが、食べること・話すこと・聞くことなどの機能回復に向けて支援する専門職になります。
今日の講義の持ち物に「飲み物(ミネラルウォーター・お茶・ジュースなど)」があり、どんなことをするのかワクワクしながら各自水筒や飲み物が入ったペットボトルを持参してきました。
まず初めに、言語聴覚士の仕事内容や「失語症」「誤嚥」などといった専門的なお話からイメージを膨らませ、言語聴覚士に関する知識を深めていきます。
次に「反復唾液のみテスト」を行いました。
30秒間で何回唾を飲み込めるかをペアになった相手の喉仏を触り、飲み込む際の動きを確かめました。
判定は「30秒で2回以下が異常」だそうで、ほとんどの人が5・6回程度飲み込めていました。
多い人ではなんと11回!
次に持参した飲み物を使っての体験です。
普通に飲み込んだ時と、上を向いて飲み込んだ時の飲み込みやすさを考えます。
聴診器で頸部聴診もさせてもらいました。飲み込み際の音や呼吸音などを聴診します。
うまく聞こえた人、聞こえなかった人、変な音が聞こえたという人、様々でした。
最後に飲み物に「とろみ」をつけて飲み込む体験をしました。
とろみをつけることで通過速度を遅らせることができ、誤嚥しにくくなるとのこと。
りんごジュースを持ってきた人はゼリー飲料みたいでおいしかったそうです。
話すことも食べることも生きていく上で欠かせない大切なことだというのが、今日の講義で改めて感じることができたのではないでしょうか。
ぜひ今後に生かしていってください。
高2看護系進学コース担当 水田