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樟蔭BLOG

ブログ

2024.08.08

志賀高原自然体験学習-3

フードスタディコース

合宿最終日となりました。

今日はレシピコンテストの結果発表の日です。

発表の前にももうひと仕事。

帰りに食べるお弁当を、自分たちで作ります。

お世話になったホテルでは、現在3店舗の飲食店を経営されていて、ウィンターシーズンは海外からのお客様で大変賑わっています。

そのうちの1つである和食店(しゃぶしゃ屋さん)で実際にランチメニューで販売されている

「リンゴで育った信州牛と鶏のそぼろ弁当」を作ります。

 

秘伝のお出しで牛肉と鶏ミンチを煮込んで、そぼろにしていきます。

販売されているものと全く同じ容器を準備していただきました。

みんなで並んで作業していると、まるで本物のお弁当屋さんのよう。

付け合わせのお漬物(ピクルス)は、初日に作ったピクルスです。出来上がったお弁当は、帰りのバスの中で美味しくいただきました。

お弁当が完成した後は、ホテル経営以外に飲食店舗を開くことになった経緯について詳しくお話を聞かせていただきました。

その中で、食を通して国外にも志賀高原の素晴らしさを発信しようと取り組まれていること、地域産業の活性化のために取り組まれていること、新たなチャレンジをし続けることの楽しさや大切さを教えていただきました。

結果発表を気にしながらも、みんな真剣に聞いています。

 

お話の後はいよいよ結果発表。

今回はアレルギー対応(小麦・卵・乳製品を一切使わない)であること、さらに、長野県の特産品を必ず使用することなど、今までで一番難易度の高いメニュー開発コンテストでした。

美味しいことはもちろん、コンセプトやターゲットがメニューに生かされているかどうか、それをプレゼンでしっかりアピールできているかどうか、期待感のある盛り付けがなされているかどうか、その盛り付けが季節に適しているかどうかなどが審査の対象になりました。

色々な審査項目について、総合的にバランスが取れているグループが優勝となりました。

今回優勝できなかったグループにも、丁寧な講評をいただき大変勉強になりました。

味はみんな美味しくて、家庭料理であれば、「料理上手で美味しい!」と褒められるレベル。

しかし、お客様へ提供すると考えた場合には、「ワクワクしてもらえるかどうか」、「コンセプトからずれがないかどうか」、「盛り付け時のバランスや彩」、「器の余白の活かし方」にもう少し工夫ができるようになれば、もっと良くなるとのアドバイスをいただきました。

少し辛口な講評かもしれませんが、プロとして手加減なしで審査して頂けるという機会はそうそうないので、みんなにとって貴重な経験になったと思います。

将来、このメンバーの中からも、オーナーさんと同じように、バリバリの女性経営者が出てくれるかも・・・。

経験と若さは宝物。

みんなのこれからがとても楽しみです!!

 

おめでとう!!

オーナーさん(中央右)と副支配人さん(中央左)を囲んで記念撮影。本当にお世話になりました。

 

※おまけ

 帰り道に立ち寄った農協で、長野県産野菜をみんなでお土産に買って帰りました。

 その野菜をつかて、どんな調理をしてくれるかも楽しみです。

中野産コリンキーとまん丸ナス。

 

高2担当 M.N.