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樟蔭BLOG

ブログ

2022.10.30

「東大阪」

校長ブログ

いま、「東大阪」が注目されています。現在放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」でも、自然豊かな長崎県五島列島と「ものづくりの町」として知られる東大阪が舞台になっています。また、ラグビーの聖地である東大阪市花園ラグビー場を擁する「ラグビーのまち」としても全国に知られています。
東大阪市にある大阪モノづくり観光推進協会は、東大阪および周辺地域のモノづくり企業と、東大阪の歴史や文化、風土などの地域資源をマッチングさせた新たな観光交流「モノづくり観光」の推進を提唱しています(webページより)。現在、年間約5千から6千人の修学旅行生が東大阪を訪れていて、90社を超えるモノづくり企業が生徒たちを受け入れているそうです。
東大阪公式観光情報サイトでは、東大阪を知らない方にまず知ってもらうために、また知っている方にはより深く満喫いただくために、8つの景色「8景」と称し、テーマ別に紹介しています。そのテーマは、「懐古」「聖地」「文化」「祭り事」「プチ大阪」「職人」「生駒山」「絶景」です。その中の「文化」に、本校と関わりの深いものがありますので紹介します。

司馬遼太郎と田辺聖子、大文豪のルーツが東大阪にあります。東大阪は直木賞作家の司馬遼太郎さん、芥川賞作家の田辺聖子さんという文豪が慕った街でもあります。司馬遼太郎さんは、終の棲家に東大阪を選んでくださいました。田辺聖子さんは、東大阪にある大阪樟蔭女子大学(旧樟蔭女子専門学校)で国文学を学ばれました。文豪を魅了した東大阪の魅力とは何だったのでしょうか?ぜひ様々な文学作品に思いを馳せながら、文化的魅力を体感しに来てみてください。

本学園にある田辺聖子文学館は平成19(2007)年に本学創立90周年記念事業として、田辺聖子さんを顕彰すべく開館しました。田辺さんが愛した母校の一角に、ご自宅の書斎やカモカバーを再現し、愛用品の数々を展示しています。生原稿をはじめ貴重な少女時代の、作家デビュー以前の作品や講演の映像資料なども所蔵しています。開館以来、全国から多くの来館者を迎えてきました。これからも様々な元気あふれる東大阪の魅力の一つとしてあり続けたいと思っています。