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衣がえ
昔は各家庭でも「衣がえ」という言葉が使われ、「だいぶん寒くなってきたから、そろそろ冬服へ衣がえしなければいけないね。」という会話が聞かれました。夏服と冬服を別の衣装ケースに入れ、季節ごとに必要なものを取り出してタンスに入れ、不必要になったものをケースに入れておく…大変でしたが、それで季節の移り変わりを実感しました。最近はタンスの一番上の引き出しに夏服を、二段目には冬服を…というように、タンスの引き出しごとに夏・冬服をしまっていて、わざわざ衣装ケースから取り出すという事はなくなったかもしれませんね。
あれほど猛威を振るっていた「酷暑」も、11月ともなれば影をひそめ、朝晩はひんやりとした空気に包まれる日が多くなってきました。さすがに夏服はちょっと季節外れになりました。
ということで今日から本校の制服は、完全「冬服」に衣がえです。本来なら冬服の着用期間は「10月1日~」と生徒手帳に記載されていますが、さすがにこの暑さの中、10月1日から冬服を着るのは酷な話という事で、夏服冬服併用期間として「10月1日~10月31日」が認められています。
その併用期間も終わり、校内は冬服一色となりました。白が基調の夏服と比べると、紺が基調の冬服を着ている生徒たちを見ると、どことなく落ち着いている感じがします。カーディガンも夏用のグレーから冬用の紺に衣がえです。
併用期間が始まった時から冬の制服を着用していた生徒もいましたが、冬服の袖に手を通した生徒たちは季節の移り変わりを感じているでしょうか?特に高校3年生のみなさんにとっては、もう樟蔭の夏服を着ることはありません。冬服に衣がえする時に感慨深いものがあったかもしれませんね。しばらくは大事に保管しておいてくださいね。
これから寒くなっていきますが、背中を丸めて歩かずに背筋をピンと伸ばして、北風に負けずに登校して下さいね。
中学英語科 大喜多正仁