大阪樟蔭女子大学

文部科学省選定 大学教育改革支援プログラム
学生による地域協創型子育てモデルの開発
取組について
取組の趣旨・目的
取組が求める効果や成果
取組の実施体制
評価体制・教育改革への有効性
取組の実施計画について
総合的人間力を育てるサイクルプロジェクト
有資格者等に対する児童英語の学び直しと教育現場での英語活動指導力育成プログラム
 
グリムプロジェクト
香芝市連携事業
「グリム絵本館活動」活動報告
 
子育て支援モデル
2009年度現代GPシンポジウム
「男女共同参画社会における子育て支援モデル」活動報告
 
SHOINなら子育て支援者カレッジ
2009年度現代GPプロジェクト
「SHOINなら子育て支援者カレッジ」
 
SHOIN子育てカレッジ
2009年度現代GPプロジェクト
「SHOIN子育てカレッジ〜絵本で広がる子育ての輪〜」活動報告

 
SHOIN子育てカレッジ
2008年度現代GPプロジェクト「SHOIN子育てカレッジ〜絵本をとおした子育て支援を考える〜」活動報告
 
2008年度現代GPプロジェクト「なら子育て支援者フォーラム」分科会D
2008年度現代GPプロジェクト
「なら子育て支援者フォーラム」分科会D活動報告
 
子育て力の活性化
2008年度現代GPシンポジウム
「地域の子育て力の活性化」活動報告
 
SHOIN子育てカレッジ
2008年度現代GPプロジェクト
「絵本と子育てのワークショップ」活動報告
 
SHOIN子育てカレッジ
2008年度現代GPプロジェクト
「SHOIN子育てカレッジ」活動報告
 
2007年SHOIN子育てセミナー活動報告
2007年SHOIN子育てセミナー
活動報告
 
2007年度現代GPシンポジウム活動報告
2007年度現代GPシンポジウム
活動報告
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文部科学省選定 大学教育改革支援プログラム
 
学生による地域協創型子育てモデルの開発

取組について

取組の趣旨

 現在、妊娠・出産から子育ての一連の過程をめぐっては、父親の育児不参加、母親の育児不安、子どもの情動発達不全・社会性の欠如・人間関係力の低下等、様々な問題が生じています。これらの原因は複雑ですが、本取組では、家庭の子育て機能不全と地域コミュニティーの子育て支援機能の低下・解体に問題の焦点を当てアプローチします。

 これらの問題の背景には、核家族化により育児を担う者が両親のみになった上に、父親が子育てに参加できないことが、母親の不安、孤立感を深めていると考えられます。また、男女共同参画社会への理解が浸透し、女性の社会進出が進む一方、その就労環境は仕事と子育てを十全に行えるに至っていないことが少子化問題につながっています。

 そこで、男女共同参画の理念に基づいた子育ての機能を家庭内外に埋め込む必要があります。地域においては、社会的距離感を持って子どもと親しく接する人が少なくなり、子育て力の礎となっていた地域コミュニティー機能が崩壊しつつあります。それが各家庭を孤立化させ、子育てをめぐる問題を生み出す大きな要因となっています。政府も平成19年4月から「頑張る地方応援プログラム」をスタートさせ、少子化対策プロジェクトにおける地方への支援を始めます。本取組が地方公共団体の少子化対策にとっての大きな一翼となることを期待します。

 本取組は、「男女共同参画社会における子育て支援の教育プログラム」(ECG: Educational Program on Child-Care Support in Gender Equality Community)を通じてこれらの問題の解決を図ります。

具体的には、香芝市、東大阪市を対象地域として、学生が、
男女共同参画社会における子育てのあり方を学ぶ 地域行政の子育て支援施策を比較・検討・評価 男女共同参画理念に基づく子育て支援プロジェクトを企画・立案・実施 普遍的な「子育て支援モデル」(UAMCS: Universal Action Model on Child-Care Support)の開発
を図り、社会に対し提言します。

 

取組の目的

男女共同参画の理念を家庭に浸透させる+地域コミュニティーの活性化+企業における就労環境の改善+地域の子育て力の強化

 本取組の目的は、家庭内にあっては、妊娠の段階から母親と父親がともに出産・子育てに参加すること、また地域にあっては、行政だけでなく父親が中心になって様々な大人が子どもに関心を持ち、「地域の子どもは地域が育む協創型社会」を創生することです。そのためには、まず、男女共同参画の理念を家庭に浸透させることが重要になります。

 父親の子育て参加を促進させることは、母親の孤立感、育児不安や育児ストレスを低減させx、その結果、子どもの情動発達・社会性・人間関係力の健全な成長を促し、これからの社会の担い手を育てることができます。
また、現在の子育て支援活動では、両親教室、保育所や幼稚園・小学校でのPTA活動や自治会の子ども会活動といった諸活動が地域コミュニティーの大きな位置を占めています。この地域コミュニティーにも、要になる父親の参加を促進することが重要であり、企業における父親の子育てに関する理解と就労環境の改善が必要になってきます。

 本取組の教育プログラムでは、学生がこれら諸活動に父親の参加を促すプロジェクトを企画・立案・実施し、これが、地域活性化の重要な契機になり、地域の子育て力の増強を促すことになると考えます。

 将来、子育ての直接的な当事者としてこれらの問題に直面することが考えられる女子学生が、本学の教育プログラムを通じ、自らの子育て力を養成することは大変意義があると考えます。

 なお、この教育プログラムの実施に際しては、「子ども研究所」(本学の専門的教育資源を地域に還元することを目的として昭和25年に附属幼稚園設立と同時に設置)を母体とする「子育て支援開発センター」(すくすくSCSC: Shoin Child-Care Support Center)が中核を担い、学生・教職員と地域・行政・企業・NPO等が連携して取組を進めていきます。また、地域住民に心理臨床活動を行っている本学のカウンセリングセンターが助言・協力を行います。

 
子育て支援開発センターホームページ

子育て支援開発センターの紹介や活動をまとめたホームページを開設しました。

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