大学院案内

教育理念/指針

本学では、樟蔭学園の建学の精神に基づき、「高い知性と豊かな情操を兼ね備えた、社会に貢献することができる女性」を育成することを「ミッション」とします。その「ミッション」に則り、「教育研究上の目的」を、学則第 1 条に次の通り定める。

<大阪樟蔭女子大学大学院学則 第1条>

大阪樟蔭女子大学大学院(以下「本大学院」という。)は、大阪樟蔭女子大学の教育理念に則り、学部教育の基礎の上に、広い視野に立って精深な学識を教授し、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うと共に、女性としての特性と人格を陶冶し、もって文化の進展に寄与することを目的とする。

「建学の精神」については、下記のページに掲載しております。
ご確認ください。


教育研究上の目的と3つの方針

人間科学研究科


教育研究上の目的

<大阪樟蔭女子大学大学院学則 第1条>

人間科学研究科は、大阪樟蔭女子大学の教育理念に則り、学部教育の基礎の上に、広い視野に立って精深な学識を教授し、専攻分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うと共に、女性としての特性と人格を陶冶し、もって文化の進展に寄与することを目的とする。


育成する人材像

人間科学研究科は、建学の精神に基づいた教育を行い、次のような人材を育成します。

  人間を多面的かつ深く探求するとともに、人間生活の質の向上に資する専門的能力を修得できる人。

  高度専門職業人として社会に貢献できる人。


アドミッションポリシー

人間科学研究科は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに定める教育を受けるための条件として、次に掲げる条件を備えた人を求める。

①各専攻での学びを通じて、広い視野に立った学識ならびに専門的な技術を修得する意欲を有している。

②各専攻の示す要件を満たしている。


カリキュラムポリシー

人間科学研究科は、ディプロマポリシーに掲げる能力を修得させるために、以下のカリキュラム編成を行う。

①学際的かつ総合的な人間科学研究の視点を養うことを目的として、全専攻共通の科目(人間科学研究方法論)を設置する。

②より高度な専門知識を体系的に修得し実践力を養うことを目的として、専攻科目を設置する。

③大学院での学びの集大成である学位論文の作成又は課題研究の遂行を目的として、研究指導科目を設置する。


ディプロマポリシー

人間科学研究科は、教育課程において、所定の単位を修め、かつ学位論文又は課題研究の審査及び最終試験に合格し、以下の能力を備えた学生に対して、大学院修了を認定し、修士の学位を授与する。

①広い視野に立った清新で学問的な知識と見識。(広範な学識能力)

②真実を精査し、探究する研究能力。(研究能力)

③高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力。(高度専門職業能力)

④文化の進展に寄与できる能力。(文化教養性)


臨床心理学専攻


育成する人材像

臨床心理学専攻は、次のような人材を育成します。

③人間の心理と心の問題に関する高度な専門的知識と研究能力を身につけ、それを活用して社会に貢献できる人。

④臨床心理士・公認心理師にふさわしい幅広い知識と視野、信頼に値する技能と態度を身につけ、心理臨床の現場で有能性を発揮できる人。


教育研究上の目的

人間や心の問題に関する高度な知識や技能を養うことを目的として、心理臨床の職業に携わる人材の総合力の育成を目的とする。


アドミッションポリシー

臨床心理学専攻は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに定める教育を受けるための条件として、次に掲げる条件を備えた人を求める。

③本大学院が臨床心理士養成第1種指定大学院であるとともに、公認心理師の資格のためのカリキュラムも整っていることを理解し、将来心理臨床の現場で働きさまざまな心の問題を抱えている人々を援助したいという強い意志と適性を持っている。

④人と触れ合うのが好きで人に優しく、ヒューマン・ケアの仕事をするのにふさわしいパーソナリティを持っている。


カリキュラムポリシー

臨床心理学専攻は、ディプロマポリシーに掲げる能力を修得させるために、以下のカリキュラム編成を行う。

④当該専門分野における実践と研究の基礎を形成する幅広い知識と視野の体系的修得と、臨床心理士・公認心理師にふさわしい信頼に値する技能と態度を身につけるようカリキュラムを編成する。

⑤それぞれの現場・領域の特性に応じて有能性を発揮できるための知識、視野、技能、態度の獲得を附属カウンセリングセンターでの心理臨床実習を軸に組織的・効果的に行うよう配慮する。

⑥大学院修了者が面接室の中で有能性を発揮するばかりでなく、生物的・心理的・社会的問題を見分けての他職種専門家との連携・協働や、適切な心理学的な見立てを基盤としたケースマネージメント、コンサルテーションを行なえる等、拡大する心理臨床の現場で役に立つ能力を修得できるカリキュラムを編成する。

⑦学習し、体得した知見を論理的、実証的に修士論文として完成できる研究能力を育成すべく個別指導を緻密に行うよう配慮する。


ディプロマポリシー

臨床心理学専攻は、教育課程において、厳格な成績評価を行い、所定の単位を修め、次の能力を備えた学生に修士課程の修了を認定し、学位を授与する。

⑤人間の心理と心の問題に関する高度な専門的知識と研究能力

⑥臨床心理士・公認心理師にふさわしい幅広い知識と視野

⑦臨床心理士・公認心理師にふさわしい信頼に値する技能と態度


人間栄養学専攻


育成する人材像

人間栄養学専攻は、次のような人材を育成します。

③人間の身体状況や食行動、栄養状態を総合的に判断して指導することができる高度の専門知識と実践的な能力を身につけて行動できる人。

④医療機関、健康・食品産業、学校、行政および地域で活躍できる高度専門職業人。


教育研究上の目的

臨床的に、より高度な専門知識と技能を持った管理栄養士の養成と、食品関連産業等の食に関する研究に携わる人材の養成を目的とする。


アドミッションポリシー

人間栄養学専攻は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに定める教育を受けるための条件として、次に掲げる条件を備えた人を求める。

③健康や栄養の課題に対して,多角的な視点から探究する意欲を持っている。

④健康と栄養のかかわりを通して,社会に貢献する強い意志を持っている。

⑤一定の基礎学力を有し,入学後の明確な目的意識を持っている。


カリキュラムポリシー

人間栄養学専攻は、ディプロマポリシーに掲げる能力を修得させるために、以下のカリキュラム編成を行う。

④高度な専門性を体系的に身につける独自のカリキュラムとして、食物科学と医学・保健学を有機的に融合させ、広く総合人間科学の視点を取り入れた独自のカリキュラムを編成する。

⑤学部教育との継続性を重視し、4年間で培われた専門性を系統的に向上させる目的で、教育課程を「研究基礎科目」「研究展開科目」「研究実習科目」「研究演習科目(修士論文・課題研究指導)」の4科目群で構成する。

⑥長期履修制度や昼夜開講制の導入により、学生の学びのスタイルに応じた柔軟なカリキュラムを編成する。


ディプロマポリシー

人間栄養学専攻は教育課程において、厳格な成績評価を行い、所定の単位を修め、次の能力を備えた学生に修士課程の修了を認定し、学位を授与する。

⑤健康と栄養に関わる高度な専門知識と技能を広く学術的知見に基づいて継続的に修得できる能力

⑥健康と栄養に関わる課題を的確に捉え、それに適切に対応できる能力と有能性

⑦健康と栄養に関する高度な専門知識と技能を持つ人材として社会に貢献できる能力

 


化粧ファッション学専攻


育成する人材像

化粧ファッション学専攻は、次のような人材を育成します。

身体と身体美、および身体のよそおいに関する学問、すなわち化粧ファッション学の問題系の広がりとそれに対応する教育研究の必要性に着目し、また扱うべき教育研究の対象を明確にすることで化粧ファッション学という新しい分野の専門性を有する人。

繊維、アパレル、化粧、美容等に関連する産業分野、および文化芸術等の分野において活躍のできる専門的知識と技術、そして見識を備えた高度専門職業人。


教育研究上の目的

身体と身体美、及び身体のよそおいに関する高度な知識技能を養い、かつ現代社会における身体の在り様の含みもつ諸課題について深く考究させることを通して、生活の質の向上と産業の発展に寄与し、文化芸術の深化に資する人材の養成を目的とする。


アドミッションポリシー

化粧ファッション学専攻は、ディプロマポリシーおよびカリキュラムポリシーに定める教育を受けるための条件として、次に掲げる条件を備えた人を求める。

③広く内外にわたる知の集積と発信を図ることによって「学」としての「化粧ファッション学」の修得深化に意欲を持っている。

④文化芸術活動の振興ならびに人々の日常的な生活の質の向上に貢献したいと考えている。

⑤昨今の国際化する日本市場において厳しい条件下にある関連諸企業の発展にも寄与することを希求する、斬新な発想と見識を備えている。


カリキュラムポリシー

化粧ファッション学専攻は、ディプロマポリシーに掲げる能力を修得させるために、以下のカリキュラム編成を行う。

④ものづくり、ひとづくり、そして地域づくりをカリキュラム作成の基本理念にすえ、同時に大学院の教育目的である高度な専門性を体系的に身につけさせることを念頭に、以下のような4つの研究教育分野を設けてカリキュラムを編成する。
1.ファッション学分野
2.化粧デザイン学分野
3.身体表象学分野
4.ビジネス分野
なお、具体的な科目履修にあたり、各学生は、これら4分野にまたがった形で科目を選択するように義務付けられている。

⑤文化・アート活動の実践家や、美容教育の専門家、美容福祉を志す人々、化粧やアパレルなど「美」に関連する分野にとって意義のある教育と研究の場を提供するべくカリキュラムを編成する。

⑥意欲ある社会人学生の勉学をサポートするために、昼夜開講制の採用や集中講義を活用するなどのカリキュラムを編成する。


ディプロマポリシー

化粧ファッション学専攻は、教育課程において、厳格な成績評価を行い、所定の単位を修め、次の能力を備えた学生に修士課程の修了を認定し、学位を授与する。

⑤化粧ファッション学に関わる必要な知識、技術を広く学術的知見に基づいて継続的に修得できる能力

⑥化粧ファッション学に関わる諸課題を的確に捉え、それに適切に対応できる能力と有能性

⑦化粧ファッション学に関する高度な専門知識と技能を持つ人材として社会に貢献できる能力