【第17回公開講演会】健康の維持・増進のための食品選択

講演①
「おいしく楽しい食事でこころもからだも健康に」

大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 健康栄養学科
准教授
菊田　千景（管理栄養士）

私たちは、食事をすることでからだに必要な栄養を補給しています。また、食事によっておいしさなど食の楽しみや満足感を得ています。健康の維持増進のためには、毎日の食事がとても大事です。
本テーマでは、食品がもつ栄養性や嗜好性といった役割について解説します。また、適切な食品の選択や組み合わせなど、毎日の食事において気をつけたいことや気軽に取り組める工夫についてお話しします。本講座の内容が、みなさまの食生活をより豊かにするような情報となれば幸いです。

講演②
「薬と健康食品の共通点と違い」

大阪樟蔭女子大学大学院 人間科学研究科 人間栄養学専攻
准教授
稲垣　秀一郎

昨今の紅麹による健康被害の発生を受け、健康食品の安全性への不安や、効能に関する疑問が増大しています。健康食品を頻繁に利用されている方でも、薬との共通点や違いについて、正確に把握されている方は少ないのではないのでしょうか。本テーマでは、「よくわからないけど宣伝を信じて利用している」という方のために、サプリメント等の健康被害の例を挙げながら、健康食品の実態や現在の課題、今後への期待などについてお話します。食と健康について、より深く考える機会としていただければと思います。