公開講座等

人工物を生きた人間の肌に見せたい (大学院化粧ファッション学専攻・化粧ファッション学科スペシャル講座 2025)

2025年10月4日

人工物を生きた人間の肌に見せたい(大学院化粧ファッション学専攻・化粧ファッション学科 スペシャル講座2025)が開講されました。

 化粧ファッション学科の2025年度第3回目の「スペシャル講座」は、化粧心理学研究室の松下戦具教授による「人工物を生きた人間の肌に見せたい」を実施しました。本講座では、人工物と本物の人間の肌を対比させながら、人間の肌の見え方について肌の色と形から解説を行った上、人工物をいかに本物に見せるかという視点から義肢やエピテーゼへの活用、アンドロイドとの関わりなどに言及し、研究の成果も含め紹介しました。 参加者の皆様には、シリコン製の皮膚に触れて観察していただくなどの実践的要素も兼ね備えた、オリジナルの講座が提供できました。

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感想(抜粋)

  • 実物を見ながら感じながらお話をきけて分かりやすかったです。生きている肌に見えるためには色以外も、形や動きも重要と分かりました。色も色味やムラの他に、肌は半透明だが透けている感じや、奥行きが大切と分かり、特に奥行きに関しては確かに課題であり難しい部分であると感じました。
  • 普段なじみのない分野の講義でしたので諸々新鮮な気持ちで聞くことができました。このような各分野で最新の研究をされている方の知見を聞くことができる機会はなかなかありませんので、これからもよろしくお願いします。
  • ご研究のリアルまで拝見でき、大変貴重な経験になりました。「のびしろ」しかない分野だと思いました。

【講座内容】

例えば特殊メイク。シリコーンなどで精巧に作られた顔や人体の一部は、とても本物らしく見えます。しかし、よく見るとすぐに「偽物である」と気づきます。どうやら、肌には肌特有の「見え方」があるようです。この問題は、自然な化粧をはじめ、アンドロイドや義肢などの分野にも関連します。講座では、人が何に生物性を感じるのかといったアニマシーの話を含め、人の肌の「見え方」の特殊性について考察してみたいと思います。

【講座詳細および受講申込について】

下記、Peatixページをご覧ください。

「2025年度秋期公開講座「人工物を生きた人間の肌に見せたい(大学院化粧ファッション学専攻・化粧ファッション学科スペシャル講座 2025)」【Peatix】

お問合せ先

大阪樟蔭女子大学 学芸学部 化粧ファッション学科
樟蔭ファッションセミナー事務局

  〒577-8550 東大阪市菱屋西4-2-26
電   話:06-6723-8227    
メールアドレス: fashionseminar@osaka-shoin.ac.jp

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