【臨床心理学専攻】実習報告 ジョブサイトよどの見学実習で学んだこと

【臨床心理学専攻】　実習報告 ジョブサイトよどの見学実習で学んだこと

9月18日、ジョブサイトよどへの見学実習が行われ、修士課程一回生の7名が参加した。今回の実習の目的は、利用者の行動観察から発達障害者の認知・行動特徴を学び、発達障害への理解を深めるとともに、利用者と施設職員とのやりとりの様子から発達障害者との関わりのあり方を学ぶことであった。

私たち実習生は、施設の概要の説明を聞いた後、施設内や利用者が行っている作業を見学し、その後は利用者と一緒に様々な作業に参加した。そのため、作業に取り組む利用者と施設職員の関わりを単に観察するだけでなく、実習生たちも作業を通じて利用者との関わりを持つことができた。作業の中では、発達障害者によるこだわり行動が活かされている様子が随所に見られた。また、利用者から直接施設での話を聞かせてもらうなど、とても良い経験をすることができた。施設職員には、利用者が作業をする上で、どのような工夫をすることで作業しやすくなるのかを説明してもらい、より理解を深めることができたように感じた。また、施設内の作業場には利用者1人1人が自分の作業に取り組めるような工夫がされ、個別の丁寧な対応が落ち着いて作業できる環境につながることを実感した。

今回の貴重な経験を通して得た発達障害に対する理解を、今後、発達障害を持つ方への関わりに活かしていきたいと思った。

修士１年　M.F.