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【臨床心理学専攻】東大阪市教育委員会 教育センター見学実習報告

2015年08月17日

7月10日、東大阪市教育委員会事務局学校教育部教育センターの見学実習が行われ、 大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻修士課程1回生8名、2回生1名が参加しました。
今回の実習の目的は、学校臨床を行うに当たって必要となる、教育行政に関する知識や、教員とスクールカウンセラーの連携、教育機関における臨床心理士の役割について理解を深めることでした。

東大阪市教育センターでは、教職員研修、調査・研究、相談支援の3つの領域の業務が行われているそうです。
教職員研修では、東大阪市の特色・課題に応じた研修を体系的に実施することにより、教職員の「授業力」「子ども理解」等の実践的指導力の定着・進展を図っておられます
調査・研究では、教育に関する図書・雑誌・研究紀要等を収集し、教職員の自己研鑽を支援するとともに、指導主事を中心に、今日的教育課題に関する調査や研究を行っておられます。
相談支援では、来所相談、派遣相談、電話相談、適応指導教室を通して、学校・園生活や家庭生活上の相談、特別支援教育の支援、いじめの早期発見・早期対応への支援、不登校児童生徒に対する支援の充実を図っておられることが分かりました。

東大阪市教育センターには、数多くの相談が寄せられており、とても大変だろうと感じましたが、それはひとえに子どもや保護者をしっかり抱えて対応されている先生方や、相談員の方たちの努力の賜であると思いました。

今回の実習を通して、スクールカウンセラーの具体的な仕事内容についての理解が深まり、今までは漠然と考えていた進路について、より現実的に考えるきっかけになりました。
スクールカウンセラーになった時は、学校の中で教職員の方々との連携が大切であることも良く分かりました。そのためには臨床経験を積むことと合わせて人間的にも大きく成長する必要があると感じました。

執筆者:修士1年 R.S.