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【臨床心理学専攻】樟蔭幼稚園見学実習報告

2015年07月04日

 
 大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻の修士課程1回生8名、2回生1名が、東大阪市にある学校法人樟蔭学園大阪樟蔭女子大学附属幼稚園において、見学実習を行いました。
 
 幼稚園では、のびやかな個性の育成と「知・情・意」を教育理念とし、思いやりの心や創造性、自主性を育て、健全な人間形成の基礎を培うことが保育目標として掲げられています。そのため、朝の集いや避難訓練、設定保育を通して、幼稚園教諭が問いを投げかけ、子ども達の主体性を育む場面や、子どもたちの好奇心溢れる言動をしっかり受容する場面が多く見られ、とても印象に残りました。
 
 普段子どもたちと関わることの少ない院生も多く、最初はかなり緊張していましたが、子どもたちのほうから遊びに誘ってくれたり、幼稚園のことを教えてくれたおかげで、すぐに緊張がほぐれました。
 
 私たち大学院生は、子どもたちの発達段階に注目しながら、子どもの様子や他者との関わりに注目して関与しながらの観察を行いました。大学院の授業ではその内容についてディスカッションを行いました。関わった子どもの言葉や行動の背後にある感情や意味について考える事を通して、普段の講義で学んでいる理論を体験的に理解することができました。今回の見学実習は、今後の学習やプレイセラピーを行うにあたって、大変貴重な経験となりました。この体験を生かして学びを深めていきたいと思います。
<修士1年 S.N.>