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10月12日(月)~23日(金)は「樟蔭禁煙週間」です

2015年10月10日

 日本の喫煙率は、全体では19.3%、女性では8.2%で、ともに前年に比べ減少しています(平成25年国民健康・栄養調査結果の概要 厚生労働省)。タバコには有害な物質が含まれており、体に悪い影響を及ぼすだけでなく依存性があります。そして、本人だけでなく周囲の人々にも害をもたらします。

 保健室では、10月12日(月)~23日(金)を「樟蔭禁煙週間」とし、タバコの害について広く知ってもらい、禁煙の取り組みをすすめたいと思います。

期間:10月12日(月)~10月23日(金)

場所:芳情館(4号棟A)1階 保健室前掲示板、学生玄関ホール(北ロビー)

内容:タバコの害に関する掲示

   4月に実施した「タバコに関するアンケート」調査結果の掲示など

禁煙相談会のお知らせ

日時:10月22日(木)12:00~13:00

場所:芳情館(4号棟A)1階 学生玄関ホール(北ロビー)

内容:スモーカーライザーによる呼気中の一酸化炭素濃度測定

  (タバコの煙に含まれている有害物質の1つである一酸化炭素を

   どのくらい体内に取り込んでいるか測定をします)

◎東大阪市西保健センターの協力により禁煙相談会を実施します。

●タバコの煙に含まれているものは・・・

 タバコの煙の中には、人間の体に悪い影響を与える物質が、200種類以上含まれています。特に注意が必要なのは、以下の3つの物質です。

・ニコチン:血液に入ると血管を収縮させるので、心臓や血管の病気にかかりやすくなります。また、喫煙がやめられなくなる原因とも言われています。

・一酸化炭素:血液中の酸素の運搬を妨害します。運動をすると息切れしやすくなる原因になります。また、体の中で酸素を最も必要とする脳が酸素不足になります。

・タール:肺の中を汚します。がんの原因とも言われています。

●タバコを吸っていると、体にさまざまな影響が・・・

・タバコを吸うと、ニコチンが肺から数秒で脳に届き、「気持ちよい」と感じます。ところが、繰り返し吸っているうちに、ニコチンの作用で脳細胞がつねにニコチンを欲しがるようになるのです(ニコチンによる依存症)。

・タバコを吸うと、一酸化炭素の作用によって、体がつねに酸素欠乏状態になります。その影響を受けた脳が、成長ホルモンを十分に分泌せず、成長期の体に大きな影響を与えます(例:身長の伸びが悪くなる、運動能力が落ちる 思考力・集中力が落ちる)。

・タバコを吸うと、血管が収縮して血行が悪くなり、肌荒れやしわになりやすくなります。また、タバコ1本につきレモン1/2個分のビタミンCが破壊され、皮膚のつやがなくなり、くすんだ顔色になります。

参考資料:健 2013年5月号、2014年7月号(日本学校保健研修社)