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【臨床心理学専攻】樟蔭幼稚園見学実習報告
2016年07月15日
6月17日に東大阪市にある学校法人樟蔭学園大阪樟蔭女子大学附属幼稚園での見学実習が行われ、大阪樟蔭女子大学大学院人間科学研究科臨床心理学専攻の修士課程1回生8名が参加しました。
幼稚園では、のびやかな個性の育成と「知・情・意」を教育理念とし、思いやりの心、創造性や自主性を育て、健全な人間育成の基礎を培うことを保育目標とされています。また、子ども達が自分で育てた野菜・果物を食べたり、小動物と触れ合ったりすることで命の大切さを学んでいます。今回幼稚園を訪れた時には、子どもたちが育てた野菜を使用してカレーを作っていました。それぞれの組で役割分担をし、必ず一回は調理に関わるようにしていたことが印象的でした。
実習では、子どもたちと関わり、子どもの様子や他者との関わりに注目しながら観察を行いました。このように明確な目的を持ち観察を行うことで、言葉や行動の背景にある感情や意味に気付かされました。
これまでに子どもたちと関わる機会が少ない院生も多くいたため、最初はどのように接して良いか分からず戸惑う場面もありました。しかし、子どもたちの方から関わりを持ってくれることも多く、すぐに打ち解けることができました。
また、幼稚園の見学実習を通じて、講義だけではイメージすることが難しかった理論を、実際に子どもたちの様子を見て、感じることで、実感を伴って理解することができました。今回の実習の経験は、今後の講義やプレイセラピーの実施にあたって、大変貴重な機会になりました。この経験を活かし、学びを深めていきたいと思います。
H.K.