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【臨床心理学専攻】対象関係論を学ぶ初学者の会が開催されました

2018年07月06日

 4月8日(日)に対象関係論を学ぶ初学者のための事例検討会が開催されました。
 この会は、本学の根本眞弓准教授の主催により、日本を代表する精神分析家である京都大学名誉教授の松木邦裕先生を講師にお迎えし、対象関係論を学ぶ初学者のための学びの場として年に1度、開催しています。
 これまでは本学のクライン研究会のメンバー(院生、研修員、修了生)と、京都大学の精神分析に関心のある大学院生、修了生が中心となって行っていましたが、今年度より、京都教育大学、甲子園大学が新たに加わり、更に充実した会へと発展しました。

 この会は、松木先生による講義と事例検討で構成されています。講義においては、今年度は「夢入門: 精神分析における夢の理解とその取り扱い」というテーマでお話しいただきました。
 私たちが日常の生活のなかで当たり前のように見る夢を、精神分析的臨床のなかではどのようなものとして考えるのか、どのように理解し、取り扱っていくのかという内容について、事例を交え、基礎的な内容から臨床的な内容までお話ししていただきました。無意識の現れである夢の理解は,プレイセラピーにおけるクライエントの主観に基づく心の世界の理解に置き換えられるため,すぐにでも臨床実践に応用できる内容で,連想が膨らみました。
 後半の事例検討においては、今回は、本学の研修員と京都大学の修了生がそれぞれの臨床の場で現在担当しているケースについて発表し、松木先生よりコメントいただきました。また、参加者を交えてのディスカッションも活発に行われ、ケースについての様々な意見が交わされました。日ごろ心理療法を行うなかで感じている初学者ならではの疑問についても、松木先生よりお答えいただきました。さらに、同じ対象関係論を学ぶ初学者がどのようなことを考え、臨床を行なっているのかを知る機会となり、「もっと学びたい!頑張りたい!」との思いがより高まりました。

 事例検討会終了後には懇親会も開催され、日ごろより学びを支えてくださっている先生方、これから学びを深めていこうとしている初学者の参加者で交流が行われ、今後も尚一層力を入れて学んでいくための英気を養うべく、美味しい物を食べながら楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 講義、事例検討、親睦会と盛りだくさんではありますが、あっという間の1日だったように思います。本日得たことを日ごろの臨床、学びに役立てられるよう、取り組んでいきたいと思います。

【研修員 坪井】