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(2021.05.10)学長メッセージ ―緊急事態宣言延長を受けて ―

2021年05月10日

在学生・保護者の皆さまへ

 

 大阪樟蔭女子大学 学長

 先週金曜日7日、大阪・兵庫・京都の関西3府県と東京都を対象に、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を実施する期間を今月末まで延長することが決定されました。これら4都府県以外にも宣言対象区域が広がり、まん延防止重点措置の対象となっている区域においても基本的に期間延長、そして対象区域の追加もあり、全国的に感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。また、新たな変異型ウイルスの報告もあり、これまで以上に医療現場の逼迫度が増しています。

 学生の皆さまにおかれましては、引き続き、不要不急の外出を控え、会食やイベント等への参加自粛など、規律をもって行動されることを切に望みます。期間延長による閉塞感を覚える人もいるかと思いますが、自分自身で日常のリズムを整え、生活スタイルを作り上げるよう努めてもらいたいと思います。もし何か困ったことがあれば、相談窓口まで問い合わせてください。

 授業に関しては、これまで同様、引き続きオンラインが基本となりますが、実験・実習科目等一部の科目はキャンパスにて行います。大学として今一度感染症対策を強化するとともに、学生の皆さまに対して学修機会の確保と効果的な授業実施を行っていきます。皆さまも自身の体調管理に努め、毎日の検温を含めて体調管理表の記載を続けてください。もし発熱等の症状がある場合は外出しないでください。そして、自分や同居している方等が体調不良を自覚されたときは、適切に医療機関等を受診してください。

 キャンパスにおいて友人との語らいはとても楽しいことですし、学生の皆さまにとって貴重な時間です。しかしながら、現状を考えると、3密の回避、マスク着用、手指消毒、十分な換気など、感染予防の原点にたちかえり留意して過ごしましょう。特に飲食時は最大限の注意を払いましょう。また、陽性者や濃厚接触者の方々の詮索や非難、誹謗中傷等に決して加担しないでください。相手の立場に立てば、匿名の発信がどれだけ相手の心を傷つけるか、皆さまも理解できるはずです。こういう時だからこそ、つらい気持ちになり困っている人を思いやり、勉学など今自分ができることをしっかりとやり、日常生活をおくることを心がけましょう。

 なお、今後の感染拡大状況の急激な変化や文部科学省・大阪府からの要請があった場合、授業実施方法等を変更する場合もありますので、ご了承ください。

これまで以上に安心かつ安全な教育現場の構築に努めて参りますので、ご家族、保護者の皆さまにおかれましても、引き続き、ご理解、ご協力いただければありがたく存じます。