【保健室より】熱中症の予防のために
2016年07月11日
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。熱中症の発生は7月~8月がピークになります。正しい知識を持ち、体調の変化に気をつけて、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
熱中症の予防法
●こまめに水分を補給しましょう
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分・経口補水液などを補給しましょう。(経口補水液とは、水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)
●暑さを避けましょう
室内では・・・
・扇風機やエアコンで温度を調節
・室温が上がりにくい環境の確保(こまめな換気、遮光カーテン、すだれ、打ち水等)
・室温をこまめに確認
外出時には・・・
・日傘や帽子の利用
・日陰の利用、こまめな休憩
・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために・・・
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
熱中症の症状
めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、いつもと様子が違う
◎重症になると→返事がおかしい、意識消失、けいれん、からだが熱い
熱中症が疑われる人を見かけたら
●涼しい場所へ
エアコンが効いている室内の風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
●からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす(首の回り、脇の下、足の付け根など)
●水分補給
水分・塩分、経口補水液などを補給する。
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
参考資料: 厚生労働省 熱中症関連情報