大学院・学部・学科情報

資格取得課程

本学では、中学・高校教員免許や司書・司書教諭、学芸員・日本語教育などの資格取得をめざす課程を設けています。また、管理栄養士・美容師などの国家試験受験資格を得るカリキュラムを設置しています。

※取得可能な資格については、学部・学科及び入学年度で異なる場合がございます。
詳しくは、学生便覧及び履修ガイド等ご確認ください。

教職課程


所属学科専攻免許教科免許状の種類
学芸学部 国文学科 国語 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
書道 高等学校教諭一種免許状
学芸学部 国際英語学科 英語 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
学芸学部 ライフプランニング学科 家庭 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
学芸学部 化粧ファッション学科 家庭 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
児童教育学部 児童教育学科 幼稚園教諭一種免許状
小学校教諭一種免許状
英語 中学校教諭一種免許状
健康栄養学部 健康栄養学科  管理栄養士専攻 栄養教諭一種免許状
食物栄養専攻 家庭 中学校教諭一種免許状
高等学校教諭一種免許状
栄養教諭二種免許状

※いずれも所定の科目を履修したのち、学士の学位を保有することを前提とします。
※小学校・中学校教諭免許状取得に際して介護等体験の証明を受けることを必要とします。
※栄養教諭免許状取得に際しては栄養士・管理栄養士免許取得の為の科目を全て履修することを必要とします。
※教育実習は指定の学年において、介護等体験は3年生において実施します。
※化粧ファッション学科 美容コースは、教職課程を受講できません。

学芸員

学芸員は、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う博物館におかれる専門的職員で、学士の学位を有し、文部科学省令で定める博物館に関する科目(本学では「学芸員に関する科目」)の単位を修得しなければいけません。

上記の条件を満たした学生は卒業時に修了証書を授与します。また、博物館の採用試験受験等で資格の証明が必要な場合、本学が「学芸員資格取得証明書」を発行します。

社会教育主事・社会教育士

社会教育主事は、都道府県及び市町村の教育委員会の事務局に置かれ、社会教育を行う者に対する専門的技術的な助言・指導に当たる役割を担う専門職員です。

大学に2年以上在学して62単位以上修得し、かつ、大学において文部科学省令で定める社会教育に関する科目(本学では「社会教育主事に関する科目」の単位を修得した者で、官公署又は社会教育関係団体における社会教育に関係のある職・業務に1年以上従事しなければいけません。なお2018(平成30)年2月に文部科学省令が改正され、2020(令和2)年度から一部科目の見直しが行われるとともに社会教育主事課程修了者を対象とする社会教育士という称号が創設されています。これに対応し、本学では2020(令和2)年度から社会教育主事課程を修了した者には、社会教育主事資格とともに社会教育士(養成課程)の称号が付与されることとなっています。

本学を卒業し、かつ社会教育主事に関する科目の必要単位を修得し、社会教育主事として任用される基礎資格及び社会教育士(養成課程)の称号を得た学生には、卒業時に修了証書を授与します。また、都道府県・市町村の採用試験受験等で資格の証明が必要な場合は、本学が「社会教育主事資格取得証明書」を発行します。


司書・司書教諭・学校司書課程

司書

図書館法に規程する科目(本学では司書関係の科目のうち、必修科目の全てと選択科目から2科目)の単位を修得したのち、卒業することを前提とします。
なお本学で司書の資格を得た者には、本学が卒業時に修了証書を授与します。また、図書館の採用試験受験等で資格の証明が必要な場合、本学が「司書資格取得証明書」を発行します。

司書教諭

教員免許状(小学校、中学校、高等学校のいずれか)を有する者で、あらかじめ定められている科目の単位を修得していることを前提とします。
本学において図書館法に規程する科目(本学では司書関係の科目のうち必修科目の全て)の所定の単位と教職課程所定の科目を修得した者は、大学を通じて“修了証”の申請をすることができます。この申請に基づき、“司書教諭講習(※)”を修了した者と認定され、“修了証”が交付されます。

※文部科学省が毎年指定の国立大学に、「司書教諭講習」を委嘱しています。

学校司書

小学校、中学校、高等学校の学校図書館で働くために必要な知識や技能を身につけることを目的に、
本学においては、学校図書館法附則第2項に基づく「学校司書のモデルカリキュラム」に沿った学校司書養成のカリキュラム(約20単位)を設置しています。(平成30年度入学生より適用)

所定の単位を修得した者は、卒業時に“修了証書”を授与します。また、採用試験受験等で履修の証明が必要な場合、本学が「学校司書カリキュラム履修証明書」を発行します。

日本語教育課程 

日本語教育科目は、日本語に関する豊かな知識と高度な運用能力を身につけ、日本語を母語としない人に対する日本語教育の方法論と実践力を兼ね備えた人材を養成することを目的とします。

本学では、学士の学位を有し、必修科目の単位を含み下記に掲げる単位数を修得した学生を、本学における各専攻の課程を修了したものとします。

【主専攻】日本語教育科目45単位以上修了
【副専攻】日本語教育科目26単位以上-45単位未満修了

※それぞれの課程を修了した学生には、本学が卒業時に修了証書を授与します。

※この単位数は「日本語教育機関の告示基準」の第1条第1項第13号(平成28年7月22日・法務省入国管理局)に基づいて設定しました。

認定心理士

「認定心理士」とは、正式には「社団法人日本心理学会認定心理士(JPA Certified Psychologist)」という資格の名称です。

「心理学の基礎を諸分野にわたりバランスよく修得していることを認定し、心理学関係の諸職域に進むための基礎にしよう」という主旨のもとに、日本心理学会によって平成2年に創設、当学会が掲げる科目の単位を修得し、認定の条件が満たされていれば申請することによって認定されます。

実際、認定心理士相互の研鑽、情報交換、親睦などを意図した「認定心理士会」が設立、資格取得後、絶えず新しい知識や技術を習得していく場として「認定心理士研修会」が随時開催されるなど、認定心理士の社会的認知を高め、より実質的な資格にするための試みもなされています。

精神保健福祉士(国家資格)

精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)という名称で1950年代より精神科医療機関を中心に医療チームの一員として導入された歴史のある専門職です。
社会福祉学を学問的基盤として、精神障害者の抱える問題解決のための援助や、社会参加に向けての支援活動を行う職業です。
本学は、精神保健福祉士法第7条第1号の規定により、厚生労働大臣が指定した大学であり、所定の科目の単位を修得しすることによって精神保健福祉士国家試験受験が可能です。精神保健福祉士国家試験は年1回実施されます。

国家試験の試験科目については、毎年厚生労働省より公示があり、「精神障害者の保健と福祉に関する科目を定める省令」に基づき定められます。

なお、精神保健福祉士国家試験に合格後、指定登録機関において精神保健福祉士登録簿に登録を受ける必要があります。

 

精神障害者の保健及び福祉に関する科目の開講(精神保健福祉士)に関する情報開示
 


公認心理師(国家資格)

公認心理師とは、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって相談や助言、指導などを行う専門職です。
(公認心理師法平成27年9月成立、平成29年9月15日施行)

本学(学芸学部 心理学科)では、文部科学省、厚生労働省の確認を受けて、平成30年度より公認心理師養成課程を設置しています。

所定の科目の単位を修得し卒業したのち、同法に基づく大学院(大阪樟蔭女子大学大学院を含む)において所定の科目の単位を修得し修了するか、認定施設での実務経験を経ることにより国家試験受験資格が得られます。

公認心理師国家試験の合格者は、指定登録機関において公認心理師登録簿に登録を受けることが必要です。


スクールソーシャルワーカー

スクールソーシャルワーカーは、学校及び日常生活を営む上で課題の解決を要する児童・生徒とその家庭、及び児童を取り巻く環境・学校・社会・制度等を対象とした問題に対処するため、児童相談所と連携したり、教員を支援したりする福祉の専門家であり、ソーシャルワークを行なう者、または役割を言います。

本学(学芸学部 心理学科)では、一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟より教育課程の認定を受け、スクー ルソーシャルワーカー養成課程を設置しています。そのプログラムは、社会福祉士または精神保健福祉士の資格取得を基礎としてその上に専門科目・臨地実習の履修を積み上げるものになっています。

そのため、履修開始にあたっては、以下の要件を満たさなければなりません。
①精神保健福祉士養成課程の履修登録が済んでいること。
②精神保健福祉士養成課程に配当された科目のうち、2年次までに配当された科目が、2年次末において全て修得済みであること。

養成課程修了後、精神保健福祉士国家試験に合格したのち、「一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟認定スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程修了者」として修了証の交付を受けます。

修了証の交付を受けた者は、「認定スクール(学校)ソーシャルワーク教育課程修了者名簿」への登録を申請することができます。

衣料管理士 ~1級・2級衣料管理士資格認定~

衣料管理士(Textiles Advisor.略称:TA)は、繊維製品に関する素材および生産・流通・消費等の分野を体系的に学び、それらに関する基礎知識を身につけた人で、アパレルからインテリア用品、雑貨まで繊維製品の企画・設計/販売/品質保証/消費者対応について、豊富な知識と技術、知恵と工夫を活かして、人々に貢献するプロフェッショナルです。

本大学(化粧ファッション学科)では、1級衣料管理士(以下1級TA)、2級衣料管理士(以下2級TA)養成大学として、(社)日本衣料管理協会から審査・認定を受けています。

資格を取得するには、材料、加工・整理、企画・造形、流通・消費、環境の分野を幅広く履修する必要があり、各級の必要取得単位を取得し、化粧ファッション学科を卒業することが必要です。特に1級TAでは、2年次に企業でのファッションインターンシップAを受ける必要があります。

美容師養成課程

本学(学芸学部化粧ファッション学科 美容コース)は厚生労働大臣の指定を受けている美容師養成施設であるため、美容師法他に従い、美容師養成課程を修了し、指定試験機関が実施する「美容師試験」に合格した上で、厚生労働大臣の指定登録機関に登録すれば、美容師の資格が得られます。

保育士

児童福祉施設(※)において、乳児から満18歳未満の子どもを保育する仕事に従事する職員のことであり、その資格は児童福祉法に規定されています。

本学(児童教育学部 児童教育学科)は、厚生労働大臣の指定を受けている保育士養成校であるため、規定のカリキュラムにおける必要単位を取得して卒業すれば資格を得ることができます。

本学を卒業し、かつ保育士に関する科目の必要単位を修得した学生は、都道府県知事より「保育士証」が発行されます。

なお、都道府県知事の保育士登録簿に氏名・生年月日その他を登録することが必要です。一括申請手続きは大学を通して行います。資格取得見込みの4年次学生向け説明会を必ず受講してください。

※児童福祉施設には、保育所、乳児院、助産施設、母子生活支援施設、児童厚生施設、児童養護施設、知的障害児施設、 知的障害児通園施設、盲ろうあ児施設、肢体不自由児施設、重症心身障害児施設、 情緒障害児施設、児童自立支援施設、児童家庭支援センターを含む。


認定絵本士

認定絵本士とは、絵本に関する幅広い知識や技能等を活かし地域や職場で、絵本の魅力や可能性を伝え地域の読書活動を充実させるスペシャリストです。

本学(児童教育学部 児童教育学科)では教育課程に位置付けられた授業科目の中で、絵本専門士委員会が定める「認定絵本士養成講座カリキュラムに関するガイドライン」に基づいた講座(30科目(コマ)、50.5時間)を修了することによって、認定絵本士の称号を得ることができます。

さらに、こうした活動を通して一定の実務・実践経験(原則的に3年以上)を積み、資質、能力がふさわしいと絵本専門士委員会から認められることにより、絵本の専門家である「絵本専門士」と認定されます。

栄養士・管理栄養士養成課程

本学(健康栄養学部 健康栄養学科)は、厚生労働大臣の指定を受けている栄養士養成施設であるため、栄養士法に従い栄養士関係必修科目を全て履修、単位取得して卒業すれば栄養士免許証を取得することができます。

申請の手続きの方法等については、該当者を対象に説明会(12月頃)でお知らせします。

【管理栄養士国家試験の受験資格について

栄養士法により、管理栄養士養成施設を卒業した者は、実務経験を経ていなくても、管理栄養士国家試験の受験資格を得ることができます。詳しくは、説明会でお知らせします。

フードスペシャリスト

食品の官能評価・鑑別など『食』に関する高度な専門知識・技術を有し、食べ物や食生活について、流通・販売者と消費者に的確な情報を提供し、またレストランや食堂などで快適な飲食ができるよう食空間をコーディネートし、さらに『食』に関する消費者のクレームを処理できる専門職に与えられる資格です。

この資格は、社団法人日本フードスペシャリスト協会が認定しており、次の3種類の資格区分が設けられています。

①フードスペシャリスト資格

②専門フードスペシャリスト(食品開発)資格

③専門フードスペシャリスト(食品流通・サービス)資格

本学(健康栄養学部 健康栄養学科 食物栄養専攻)は、社団法人日本フードスペシャリスト協会からフードスペシャリストの養成課程として認定されていますので、所定の単位を修得し、協会の実施する各資格区分の認定試験に合格した人に各資格が交付されます。