留学体験記

楽しかったフレズノでの長期留学

過去に大学の海外研修プログラムで、数々の短期留学をしてきました。しかし、今回は長期留学で英語をさらに勉強し、将来の自分に何かを築きたいという希望で参加しました。初めての長期留学が決定した時は、緊張よりも興奮とやる気に満ちていました。英語の勉強が好きな私にとって、それは夢のような話でした。現地では、たくさんの経験をしました。

現地に着いてからキャンパス内では、もちろん朝起きてから寝るまで英語を話なさなければいけなかったので、慣れるまでは苦痛でした。
やっと現地で英語を話すことになれてきた頃、自分の言いたいことを上手く言えなくなり、自分でも何が言いたいのかが分からなくなるときもありました。さすがに数日間そんなことが続いた時は、落ち込んでいました。しかし、自分自身に負けることが嫌だったので、「英語を楽しんで勉強する。」という気持ちを忘れずに努力をしました。悩んでいるときや悲しいときは、現地の友達に励まされながら、諦めずに努力をしました。その結果、周りの人の励ましにより、いつしか英語で自分の意見を言えるようになりました。英語力が以前よりもよくなっていると実感することができた時は、感動しました。また、友達にもそう言われたときは感無量になり、思わず泣いてしまうこともありました。

時間が経つにつれ、英語の勉強を、行くところ所で気づかぬ間に学んでいることもありました。友達と会話をしていても、これもまた違った英語の勉強だと学びました。言語の勉強以外に、対人関係や文化の違いについて、現地の友達と共に英語で話すことが頻繁にありました。また課題があまりないときでは、友達と映画を観に行ったり、ショッピングに行ったり、また仮装パーティみたいなものをして、楽しんだりしました。なかでも一番楽しかったのは、誕生日パーティでした。アメリカでは21歳で成人になり、一番大切な誕生日なので、21歳の誕生日をそこで迎えた私は、授業内の誕生日パーティでも、それ以外の誕生日パーティでも、すごく豪華に祝福されました。

今では、アシュリー、カイリ、ジャスティン、ダンは大の親友となりました。それは今までの人生で、最高の宝物となりました。

秋学期からは一般の大学生と同じ授業を取り、毎日が課題に追われる日々となりました。日本とアメリカの授業のシステムは少し違い、現地の大学では本を読む、またペイパーをタイピングという習慣があり、大変でした。ひとつの授業では最低10冊の本を読んだことを、今でも覚えています。授業中では、自分の感想をクラスメイトに発表し、意見を聞きあうことがよくありました。英語を母国語とする人の前で、英語を第二外国語として話す私にとっては、勇気が必要でした。また書くことも必要で、毎日、パソコンと向かい合わせになり、夜遅くまで勉強をしていました。「もう限界」と思う日が増えてきましたが、練習を重ねるたびに「上達したね。」と先生たちから言われ、自信がつきました。

あっという間に10ヶ月が終わり、現地では嫌になったこともありましたが、今では英語の勉強が恋しいです。諦めずに、自分に負けず努力することを学びました。また良い対人関係も築くことができ、アメリカで、本当にたくさんの経験ができました。とても充実した一年を過ごせ、大変良かったです。

英米文学科 E・Yさん

留学の様子