大阪樟蔭女子大学 OSAKA SHOIN WOMEN'S UNIVERSITY
公開講座等

心に響く日本文学

2025年1月11日(土)~2月22日(土)

『心に響く日本文学』が開講されました。

国文学科では、「心に響く日本文学」と題し全4回の講座を行いました。

第1回は、白川哲郎教授の
「『田辺聖子 十八歳の日の記録』と樟蔭」でした。2021年、芥川賞作家・田辺聖子さんが本学の前身樟蔭女子専門学校に在学していた頃の日記が再発見されました。昭和20年8月15日を含む時期の日記であったことから、注目を集めたことは記憶に新しいところです。若き日の田辺さんの日記を読み解きながら、当時の社会と樟蔭について紹介しました。

第2回は、黒田大河教授の
「大江健三郎における《晩年の様式》について」でした。
                       『空の怪物アグイー』、『個人的な体験』など、障がいを持つ息子との共生という主題から大江健三郎の作品史をたどり、ノーベル文学賞受賞後「私小説」的モチーフを深めた『取り替え子』以降の晩年の作品までを解説しました。 

第3回は、長谷あゆす准教授の
「『伊勢物語』の魅力~恋多き歌人の波乱万丈人生~」でした。                     主人公のモデルとなった歌人、在原業平の人物像にも目を向けながら、多彩な見どころを持つ『伊勢物語』の諸篇を読み解きました。

 

第4回は、奈良﨑英穂教授の
「新選組小説の系譜~浅田次郎『壬生義士伝』その他~」でした。                   新選組の結成から、京都での屯所の話、1920年代から2000年頃までの新選組小説の流れ、『壬生義士伝』における主人公と副主人公との関係などについて話をしました。また浅田次郎の新選組三部作の展開についての話などもしました。

【講座内容】

本講座では国文学科の教員4名が日本文学の多彩な魅力をお伝えします。担当教員がそれぞれの専門知識を活かし、作品誕生の背景や内容の面白さについてわかりやすく解説します。個性豊かな名作に触れ、その奥深い世界に浸りながら心の琴線に触れる言葉とストーリーを味わってみませんか。物語や小説が好きな方はもちろん、これまで文学になじみがなかったという方もぜひご参加ください。

 【講座詳細および受講申込について】

下記、Peatixページをご覧ください。

「2024年度秋期公開講座」『心に響く日本文学』【Peatix】

お問合せ先

 大阪樟蔭女子大学 くすのき地域協創センター
  〒577-8550 東大阪市菱屋西4-2-26
 電   話:06-6723-8237    
メールアドレス: k-kusunoki@osaka-shoin.ac.jp

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