【第14回公開講演会】からだを動かして健康になる！

　技術革新によって、わたしたちの生活は日々便利になってきています。それとともに、人間はからだを動かすことが少なくなっています。例えば、家事の大半は電化製品によって自動化してきています。最近では、お掃除ロボットが多くの家庭に普及し、掃除機を持って家中を動き回ることは減っています。特に、日本人は、他の国々と比べてからだを動かす時間が少ないようです。日本を含むいくつかの先進国の国民を対象とした調査によると、日本人が最も座って過ごす時間が長く、身体活動量が少ないことが示されています。
　身体活動量が十分でない状態、これを「身体不活動」と呼びます。身体不活動は、喫煙、高血圧に次いで、日本人の死亡への影響力が大きいリスク要因です。そのため、日常生活のなかで、からだを動かす時間をできるだけ増やすことが健康の維持・増進に必要です。
　からだを動かすというと、ジョギングや筋トレなどの運動をする必要があり、ハードルが高いと思われるかもしれませんが、もっと簡単に生活に取り入れられる方法もあります。
　今回の講義では、身体不活動による健康への悪影響を解説します。また、座ったまま簡単に取り組める体操も紹介します。
　「生涯を通じた健康の維持」を目指して、皆さんも一緒にからだを動かしてみましょう。

第14回公開講演会「からだを動かして健康になる！」チラシ