【第15回公開講演会】微生物、感染症って何だろう？

皆さんは「微生物」と聞いたら何を思い浮かべるでしょうか。
感染症、発酵食品、ばいきんまん、食中毒など、人それぞれだと思います。
微生物は約38億年前に最初の生命として誕生して以降、地球の生態系にとって大変重要な働きを担っています。特に分解者としての役割は、地球環境の維持に重要な事柄のひとつでしょう。また、我々の生活や健康とも密接にかかわっています。例えば、味噌や醤油、日本酒などの発酵食品には微生物は欠かせません。また最近では人間の腸内の細菌、いわゆる腸内フローラとヒトの健康との間には密接な関係があることもホットな話題として取り上げられています。
微生物はヒトにとって有益な面もある一方、感染症の発生などヒトにとって負の面も存在します。歴史を遡ってみても、人類は多くの感染症と出会い、闘ってきました。まさに今、新型コロナウイルスによる感染症（COVID-19）が世界的に拡大し、私たちの生活にも大きな影響を与えています。少しずつ感染拡大前の日常を取り戻しつつありますが、私たちは「コロナとの共存」が求められています。そこで今回の公開講演会では微生物、そして感染症についてお話しさせていただきます。

第15回公開講演会「微生物、感染症って何だろう？」チラシ