日本語日本文化研修留学生が日本文化をオムニバス形式で学ぶ授業を紹介します
2015年07月29日
2014年9月に来日した本学の国費留学生である日本語・日本文化研修留学生(日研生)の2人の滞在も、残すところ2ヶ月を切りました。
本学で学んだ沢山の授業の中のひとつ‘日本事情A’というオムニバス形式の授業の中身について紹介します。
『近現代日本の子ども文化』
グリコのおもちゃデザイナー宮本順三氏の記念館‘おまけやZUNZO’を訪問しました。
ここには、グリコのおまけだけでなく、江崎グリコの創業者である江崎利一氏から直筆の感謝状や宮本順三氏が単身赴任先である中国から日本にいる子供達に宛てた手紙なども展示されています。二人は副館長のお話を熱心に聴きました。
また、仕掛けおもちゃ作りにも挑戦しました。
『書写・書道入門』
書道にも挑戦しました。思うように筆が運ばず、何枚も書き直す場面も。
『現代日本の美容と化粧』
日本の美容の歴史について学んだあと、実際にメイクの実習をさせてもらいました。カラフルなメイク道具がずらりと並び、どれを使えばいいのか迷いましたが、最後には普段できないメイクができて、満足そうな日研生2人でした。
『近現代の日本の食文化~料理編』
今回は海苔巻きといなり寿司、お吸い物に挑戦しました。
海苔巻きは、配色も見事に美しく仕上がり、お吸い物は、茹でたうずら卵に焼いた金属の箸で模様を付けました。
『近現代の日本の食文化~菓子編』
今回はあんみつとどら焼きを作りました。ブルガリアからの留学生は、あんみつに入っている寒天に「味がない!」と言って驚いていました。実習で作ったものは、国に帰ってから家族や友だちに作ってあげたいと話していました。
そして今回、日本事情Aのまとめとして、授業を担当してくださった先生方をお呼びしてミニ懇親会を行いました。そこで日研生の2人に、オムニバスの各授業の感想を話してもらいました。日本の子育て事情の話になると、先生方の体験談で盛り上がりました。
日研生が作ってくれた和菓子をいただきながら、終始なごやかな雰囲気でミニ懇親会が終わりました。ご協力くださった先生方、関係者の皆様、本当にありがとうございました!