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研究費の不正使用と再発防止にむけて
2015年09月01日
本学は、このたび研究費における不正使用の事実を確認しました。国民の皆様並びに関係者の皆様に対し、深くお詫び申し上げる次第です。
ここに、概要と今後の対応についてご報告申し上げますとともに、二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に取り組み、信頼の回復に全力を尽くす所存です。
1.不正使用の概要
本学の学芸学部教授が、平成23年度の特別研究助成費及び学術研究助成基金助成金(科研費)において、当該研究の実験協力者である学生に虚偽の出勤簿の作成を指示し、謝金を立て替えたものとして本学に架空請求を行い、他の活動経費に充当していました(プール金 特別研究助成費104,400円、科研費49,050円)。
本事案については既に調査を行い、私的流用は行われなかったことを確認しております。当該教員は事実を認めており、大学としては学内手続きを経て懲戒処分(減給)を行いました。
2.対応
今回の事態は、大学の社会的信頼を著しく傷つける行為であることから、外部の有識者を含めた調査委員会を立ち上げ、徹底した調査を行いました。 また、再発防止策として研究費執行体制、管理・監査体制の強化、研究者に対して倫理啓発活動に努めるなど、全学一丸となって制度整備に取り組み、信頼回復に邁進する所存です。
以上