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「笑いは人をつなぐ」の授業で、学生による小咄動画の発表会を実施しました

2022年08月02日

全学科 2 年生以上を対象に開講している学士課程基幹教育科目の一つに、「笑いは人をつなぐ」の講義があります。

毎年人気の本講義は、客員教授で落語家の桂かい枝師プロデュースによるもので、心理学、マスコミ、健康、古典芸能(狂言・落語)、演芸などの各分野を専門とする教員やゲストスピーカーが、毎週リレー形式で「笑い」について講義します。

7月20日(水)、27日(水)の授業では、これまでの講義の実践編として、学生による小咄の発表会が実施されました。
今回の発表では、学生が創作した小咄を事前に動画撮影して提出し、授業では全員で動画を鑑賞し、一つ一つの作品について桂かい枝客員教授や担当の先生方から質疑応答と講評がありました。

発表ではより効果的に動画を見せるためにアプリを駆使して効果音や画像の編集をした作品が多く、そのクオリティーの高さに桂かい枝客員教授は「今年で3年目の発表だが動画の技術が年々向上している」と称賛されていました。
作品は学生自らが役を演じるもの、ぬいぐるみやイラストで表現するものなど多岐にわたり、ストーリーは創作のものから実体験を題材にしたものまでありました。
中でも、最後の全員による投票でダントツ1位になったのが「偉人あてゲーム」の作品。化粧ファッション学科の学生が、歴史上の偉人にまねた化粧をして誰に扮装したかをあてる作品。学生による電子ボイス(オリジナルソング)に合わせて扮装していく様子は、耳に残るフレーズとともにコミカルで意表を突く面白さがあり全員が笑顔になりました。

全15回の講義を終えて、さまざまな分野で活躍されている講師の先生方から「笑い」について学び、学生達は心理・芸能・文化などさまざまな視点から「笑い」のおもしろさや重要性を知る機会となりました。
先生方からは「みんなが笑ってくれることを想像して小咄を作るということはみなさんにとって良い経験になったと思う。人を笑わせるためにどうすればよいかを考えることで、『笑い』が人と人をつなぐものであると理解することがこの講義の大事なポイント」だと伝えられました。