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第3弾 中高生につなぐ!大阪樟蔭女子大学生のSDGs×万博応援プロジェクト「万博応援隊!SDGirls~みんなで知ろうよ動物福祉~」を実施しました

2022年09月01日


8月10日(水)に、「TEAM EXPO 2025」共創チャレンジに採択された地方独立行政法人天王寺動物園の方々とSDGirlsによるオンラインイベント「万博応援隊!SDGirls~みんなで知ろうよ動物福祉~」を天王寺動物園にて実施しました。

同園では飼育スタッフが各動物1頭1頭と向き合い、快適な環境での暮らしを追求しています。思いやりを持ちながら行動する「動物福祉」の考え方は、「動物」にとっても「ひと」にとっても豊かな世界になる第一歩になり、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会を目指す」にもつながります。
オンラインイベントを通じて、樟蔭中学校、樟蔭高等学校、大阪府立農芸高等学校の総勢21名が、「動物福祉」の考え方について学びました。

最初の企画ではキーウィの生態を飼育スタッフが解説してくれました。国内では同園のみの飼育となるキーウィ。飼育中の2頭のキーウィの性格や食べ物について、動物福祉としてドッグケージを活用して負担を掛けずにキーウィの体重を測定していることなどが紹介されました。

続く体験企画は、実際の動物福祉の取り組みとして、樟蔭中高生にカリフォルニアアシカの氷遊び体験、農芸高校生にワラビーのごはん作り体験に挑戦してもらいました。
同園では単調な生活を避けるための取り組みとして、魚を入れて凍らせた氷をアシカに与え、遊んだりしながら中の魚を取り出すよう促しています。参加者がアシカに魚入りの氷を与えると、アシカは氷に近づき、噛んだり、触ってみたりして、中の魚を取りだそうと試行錯誤する様子が観察でき、アシカが嬉しそうに氷で遊ぶ姿に自然と笑みがこぼれました。
ワラビーのごはん作りでは、ワラビーが退屈しないように時間をかけて食べてもらうためのフィーダー作りに取り組んでいます。参加者はワラビーが食べやすいようフィーダーに野菜をセットし、獣舎の木の枝に引っ掛けましたが、いつもと違う様子にワラビーが警戒して食べる様子が観察できませんでした。参加者は少しがっかりした様子でしたが、動物が思った通りの行動をとってくれないことを学ぶ機会となりました。

最後は身近な動物についてクイズ形式で問題が出題され、チーム一丸となり回答を導き出す姿が見られ、楽しみながら動物のことを学んでいました。オンラインイベントでは、電波障害やカメラの故障などの中継トラブルが発生しましたが、SDGirlsは機転を利かせて対応し、最後まで諦めずに「動物福祉」について情報を発信し続けました。

今回SDGirlsは万博共創チャレンジ同士をつなぐ架け橋として一翼を担いました。オンラインイベント開始前に折り鶴回収BOXを園内に設置して、「100万羽の折り鶴プロジェクト」(ゆめ伴プロジェクト)の折り鶴の募集を来場者に呼びかけました。またイベントに参加した中高生にも折り鶴に協力してもらい、架け橋としての輪はどんどん広がりを見せています。さらに「ZOOでつながるプロジェクト~うんちで緑を増やそう~」(天王寺動物園)の動物の糞でできた堆肥を樟蔭中学校の畑で活用することになり、飼育スタッフの方々から堆肥を受け取りました。受け取った堆肥で学園内の緑化を目指します。今後もSDGirlsは、万博共創チャレンジ同士をつなぐ架け橋として取り組んでいきます。

イベントの様子は、ラジオ局公式YouTubeチャンネルで視聴いただけます。さらにオンラインイベント後のアフタートークを大阪樟蔭女子大学“美Radio”で後日配信します。ぜひご視聴ください。

インターネットラジオ局公式 YouTube チャンネル(万博応援プロジェクトのアーカイブ動画が視聴できます)
インターネットラジオ局大阪樟蔭女子大学“美 Radio”
※オンラインイベント、ラジオとも、上記の各 URL から過去の内容をご視聴いただけます。