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ライフプランニング学科のゼミが取り組む「味噌をいちからつくるプロジェクト」で、学生が枝豆の収穫と賞味を行います

2022年09月15日

ライフプランニング学科の濵田信吾准教授の(フードスタディコース)3年生ゼミは、地域と協働で遊休地(耕作放棄地)の再活用と地域交流を目的とした「味噌作り」活動を行っています。

濵田ゼミでは、食文化を学際的な視点で学びつつ、食に関する伝統知、諸問題、そして環境問題について学び、自ら考え、社会とつながる力を身につけています。“味噌をいちからつくるプロジェクト”は、奈良県生駒市西菜畑町自治会が生駒市の助成を受けて進める「複合型コミュニティづくり」計画の一環として、耕作放棄地を活用した有機・無農薬栽培の大豆作りと、収穫した大豆を使用した味噌作りに地域住民と協働で挑戦します。

5月にスタートした本プロジェクトは、耕作放棄地を活用し、味噌づくりのための大豆を有機・無農薬栽培で栽培します。学生は生駒市西菜畑町の地域住民とともに畑づくりから大豆の種蒔き、枝芽の摘み取り作業などを行ってきましたが、先月イノシシによる獣害被害に遭い、半分以上の大豆が収穫できなくなりました。濵田准教授は、「過疎化が進み人口減少が起きた農村地域は、野生動物による被害がより起こりやすい。今回のことは耕作放棄地の再活性と農地の維持を考えるうえで、学生にとって学びになったのではないか」と話します。
今回9月24日(土)には間引きを目的として枝豆を収穫し、賞味を行う予定です。収穫は被害を免れた枝豆の状態を見ながら行いますが、自治会長の畑で有機栽培している枝豆も収穫させてもらう予定です。収穫後は枝豆の成長を確かめながら味わい、10月の大豆収穫に向けて準備を進めます。