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東大阪市教育委員会との共催による【第13回(令和5年度)東大阪市連携6大学公開講座】が開催されました!

2024年02月10日

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東大阪市連携6大学公開講座は、東大阪市と大阪樟蔭女子大学を含む近隣6大学が共催で取り組む市民公開講座です。
本学は、2024年2月10日(土)に化粧ファッション学科の谷明日香准教授が「消防服をアップサイクル!」をテーマに講演を行い、11名の市民の方々にご参加いただきました。
講演ではまず、先生の自己紹介の一環として、「ヒトに優しいアパレル」について探求されていることを紹介し、歩行者の身を守る光る素材で作った洋服や、繊維商品の廃材を使って行う「アップサイクル」について、紹介されました。
「アップサイクル」とは、そのままでは捨てられてしまう廃棄物に、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品にアップグレードして生まれ変わらせることです。
実は繊維製品のリサイクル率は、ペットボトルなどに比べて圧倒的に低く、合成繊維による「環境汚染」や、商品コストを低く抑えるため低賃金で強制労働を行う「搾取工場」など、アパレル業界自体にさまざまな問題・課題があることについて説明されました。そんな中、近年リユース・リサイクルなどの動きが少しずつ増加しており、アップサイクル自体についてはまだまだ認知度も低いですが、実際に東大阪市消防局と連携して行われた、廃棄される消防服を活用してのアップサイクルについて、解説されました。
2023年11月の「HANAZONO EXPO」では、学生たちは消防服アップサイクルで作成した衣装のファッションショーを行ったり、子どもたちと消防服の端切れを活用したロゼッタ作り体験を実施されたことを報告されました。
当日講演会会場には、実際に提供された消防服や放水ホースやアップサイクルしたロゼッタなどが展示され、参加者の方々は実際に手に取って直接ご覧いただくことができ、食い入るようにご覧になりながら、お喜びの声をいただくことができました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

東大阪市連携6大学公開講座 チラシ