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心理学科・大学院臨床心理学専攻の坂田浩之教授が、MBT-Cプラクティショナーに認定されました。
2024年02月01日
本学の学芸学部 心理学科・大学院 臨床心理学専攻の坂田浩之教授が、この度、英国ロンドンにある子ども・ 若者・家族のメンタル・ヘルスのための研究・訓練・治療センターであるアンナ・フロイト(旧アンナ・フロイト・センター)から、 MBT-Cプラクティショナーとして認定されました。
MBT-C(Mentalization-Based Treatment for Children; 子ども対象メンタライゼーションに基づく治療)とは、 精神分析などの精神力動論と、愛着や情動調整の理論、家族システミック療法、 メンタライジングに関する実証的研究の知見を結合させた統合的なアプローチです。 感情や行動の問題、不安、うつ、人間関係の問題など、様々な子どもの困難に取り組むために 心理臨床の現場で役立つ柔軟なアプローチで、現在進行形で発展しています。日本においても愛着トラウマを抱えた子どもの心理支援を中心に、近年急速に取り入れられています。
坂田教授は、アンナ・フロイトが提供するトレーニングや、 海外と日本各地をつないだオンライン・グループ・スーパーヴィジョンを受けつつ、 実践を積み重ね、日本人としては、まだ数少ない認定MBT-Cプラクティショナーとなりました