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心理学科・大学院臨床心理学専攻 坂田浩之教授が、『MBT-Aプラクティショナー』に認定されました。

2025年01月31日

心理学科・大学院臨床心理学専攻 坂田浩之教授が、英国ロンドンにある子ども・若者・家族のメンタル・ヘルスのための研究・訓練・治療センターである「アンナ・フロイト」から、『MBT-Aプラクティショナー』として認定されました。


MBT-A(Mentalization-Based Treatment for Adolescents; 思春期・青年期を対象とするメンタライゼーションに基づく治療)とは、精神分析などの心理力動論と、愛着や情動調整の理論、システム論的家族療法、メンタライジングに関する実証的研究の知見を結合させた統合的なアプローチです。対人関係の困難、感情調節障害、衝動性、自傷行為など、思春期・青年期の若者が直面するさまざまな困難を支援するのに役立つ柔軟なアプローチで、現在進行形で発展しています。日本においても近年急速に広まりつつあります。

 

坂田先生は、「アンナ・フロイト」が提供するトレーニングや、海外と日本各地をつないだオンライン・グループ・スーパーヴィジョンを受けつつ、実践を積み重ねてきました。既に子どもを対象とするMBT(MBT-C)プラクティショナーとして認定(2024年1月)されていますが、今回は、日本人としてMBT-Cプラクティショナーよりさらに数少ない認定『MBT-Aプラクティショナー』となりました。