健康栄養学科の学生が、「防災教室&防災クッキング」で防災・減災について学びました
2023年01月19日
健康栄養学科1年生を対象とした「基礎調理実習」、「調理学実習A」の授業で、1月13日(金)、17日(火)に、本学、東大阪市、大阪ガスネットワークの産官学連携企画として、「防災教室&防災クッキング」を実施しました。
本取り組みは、突然やってくる自然災害に備えて、自分たちだけで生き抜く知恵と力を身に着け、さらに栄養士、管理栄養士過程の学生達の防災意識向上に繋がることを目的として行われました。
授業では、まず大阪ガスの安心・安全の取り組み「考える防災教室」について、動画を観ながら大阪ガスの方から災害に備えるためのポイントや「自助」「共助」「公助」の重要性が伝えられました。つづいて東大阪市危機管理室の方から大学が位置する東大阪市周辺の防災ハザードマップの見方を教わり、災害時の避難場所について確認しました。
ひと通り防災に関する知識を学んだところで、大阪ガスクッキングスクールの方による防災クッキングのデモ・調理実習を行いました。
この日の防災クッキングのメニューは、「調味料いらず!やきとり缶deおやこ丼」「ツナと乾物のカラフルサラダ」「こうや豆腐とワカメのみそ玉おみそ汁」「ビニール袋で作る☆チョコクランチ」の4品。
水などの資源をできるだけ使用しないようビニール袋やアルミホイル、ラップなどを活用した調理方法をはじめ、チラシとラップを活用したお皿づくりなどを教わりました。
調理では水を節制したり、はさみを使用して食材を切ったりと災害時を想定した調理を行いました。また電気が止まった想定で、教室の電気を消灯してランタンの灯りだけでの調理も実施。学生からは、「暗くて手元が見えない」などの声が聞こえ、災害時の調理の大変さを体感しました。
その他にも災害時を意識していつもの食品を多めに備蓄するローリングストック法や備蓄食品の活用方法など、さまざまなポイントを学びました。
授業を通じて、災害時の「健康」「食」の重要性を学ぶとともに、「自助」「共助」「公助」するための知恵などを学ぶ機会となりました。
考える防災教室
調理の様子
防災クッキングの様子
おやこ丼を調理する様子
ランタンの灯りだけでの調理
チラシで作った紙皿と完成料理