公開講座等

【認定絵本士養成講座開設】しょういん子育て絵本館 開設記念フォーラム [あまんきみこ氏 × 亀山達矢氏(tupera tupera)、杉上佐智枝氏]

2019年9月28日(土)

『しょういん子育て絵本館 開設記念フォーラム』が開講されました。

本フォーラムは、しょういん子育て絵本館の開設を記念し、児童文学作家のあまんきみこ氏、絵本作家の亀山達矢氏をお招きして、本学児童教育学科長の菅正隆教授を加えた鼎談と、日本テレビアナウンサーで絵本専門士の杉上佐智枝氏による絵本の読み聞かせを行いました。

鼎談では、お二人が作品を作る際に大切にされていることや、子ども時代の本とのかかわり等、様々な内容についてお話いただいた後、サプライズで、亀山達矢氏は「やさいさん」「おばけだじょ」の読み聞かせ、あまんきみこ氏は「ぽんぽん山の月」の朗読をしていただきました。

亀山達矢氏の軽妙でテンポの良い読み聞かせでは会場が笑い声であふれ、あまんきみこ氏の穏やかで深みのある声の朗読では、皆さん作品世界に引き込まれていました。

休憩をはさんだ後、杉上佐智枝氏による「いろいろバス」と「ちいちゃんのかげおくり」の読み聞かせでは、それぞれの作品に合わせて声や調子を変えて進んでいくお話に、会場の皆さんは聞き入っていました。

フォーラム終了後には、しょういん子育て絵本館の見学会を行って、短い時間ながらも絵本に囲まれた空間を楽しんでいただき、見学された多くの方から一般公開を心待ちにされているとのお言葉をいただきました。

参加者:153名(一般:115名、在学生:38名)

画像1_DSC05950学長挨拶.png画像2_DSC05979鼎談.png

画像3_DSC06009亀山氏読み聞かせ.png画像4_DSC06062杉上氏読み聞かせ.png

【アンケート感想】(抜粋)
  • 絵本を作っている方の作品に対する思いや考えを知ることができてよかった。作り手の方が話すことが知れてよかった。
  • あまん先生の「ぽんぽん山の月」の朗読、感激しました。目の前に情景が現れて、子うさぎの気持ちと同調して、ポロポロと泣いてしまいました。
  • あまんきみこさん、亀山先生のお話きかせて頂いて、上杉さんの読み聞かせ…とてもぜいたくな時間をすごさせていただきました。参加して本当によかったです。今は大学の図書館で勤務しているのですが、公共での勤務もあるので認定絵本士めざしたいと思います。出身校にステキな施設ができてうれしいです。
  • あまんさん、亀山さんの自作の朗読、紙芝居が最高でした。菅先生の力も大きかったです。鼎談の魅力があふれていました。
  • 絵本作家さんは意外にわがままだったり、興味深いお話をたくさん聞くことができました。お二人とも全く違う作風の作家さんなのでぜひ出版された絵本を読んでみたいなと思いました。杉上さんはとても引き込まれるように絵本を読まれていたのですごいなと思いました。
  • 初めてこういう場に参加しましたが、メディアを通して聞くのとはまた違う、生の声が聴けてとても貴重な経験になりました。作者の方に自分の本を読んで頂けるなんてすごく贅沢な時間でした。アナウンサーの方に読んで頂いて、実際に認定絵本士として活躍しているのを見られてこれからも頑張ろうと思いました。

【講座内容】

子育て絵本館 チラシ3.jpg

大阪樟蔭女子大学では、学園所蔵の資料を展示・公開することにより、子どもの読書活動の充実、支援を図り、本学に設置する認定絵本士養成課程の実践の場とすることを目的として『しょういん子育て絵本館』を設置いたします。
本絵本館の開設にあたり、記念フォーラムを開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

 しょういん子育て絵本館 開設記念フォーラム チラシ

 【講 師】 


あまん きみこ(児童文学作家)
坪田譲治主宰の童話雑誌『びわの実学校』への投稿を経て、
1968年『車のいろは空のいろ』(ポプラ社)で第1回日本児童文学者協会新人賞、第6回野間児童文芸推奨作品賞を受賞。
1986年『ぽんぽん山の月』(文研出版)で絵本にっぽん賞、2004年『きつねのかみさま』(ポプラ社)で日本絵本賞などを受賞。
2001年には紫綬褒章、2016年には第51回東燃ゼネラル児童文化賞を受賞している。
数多くの教科書にも取り上げられ、日本児童文学の第一人者である。

亀山 達矢 tupera tupera(絵本作家)
亀山達矢氏と中川敦子氏によるユニッ卜「tupera tupera (ツペラツペラ)」を結成。
絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、立体作品、アニメーション、雑貨制作など、様々な分野で幅広く活躍。
NHKEテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。
『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。海外でも様々な国で翻訳出版されている。
京都造形芸術大学こども芸術学科客員教授


杉上 佐智枝(日本テレビアナウンサー)
早稲田大学第一文学部卒業後、2001年日本テレビに入社。
「キユーピー3分クッキング」土曜、「ミヤネ屋」ニュースコーナーなどを担当。
社会のため、会社のためになることは「絵本の読み聞かせを通じて子どもを笑顔にする」ことだと考え、
2018年5月に「絵本専門士」の資格を取得。以後、本社の読み聞かせイベントを定期的に主催。2児の母でもある。

 【プログラム】 


 挨 拶    14:00~14:10  大阪樟蔭女子大学 学長 北尾 悟
 鼎 談    14:10~15:20  あまん きみこ氏(児童文学作家)   × tupera tupera 亀山 達矢氏(絵本作家)
                  コーディネーター 大阪樟蔭女子大学 児童教育学科長 菅 正隆
 休 憩    15:20~15:30
 読み聞かせ  15:30~15:55   杉上 佐智枝氏(日本テレビアナウンサー、絵本専門士)

【詳細】 

 日   時  : 2019年9月28日(土) 14:00~16:00
 場   
所  : 大阪樟蔭女子大学 翔空館1001教室
 受 講 料    : 無 料
 定   員  : 300名
 共   催  :   独立行政法人 国立青少年教育振興機構
          公益財団法人 文字・活字文化推進機構

【申込締切について】 

※定員になり次第、締め切らせていただきます。
※受講のご案内等はお送りいたしませんので、当日は、構内に設置の案内板にしたがって、直接会場までお越しください。

 【メールの設定について】  
 お申込後、本学よりメールにてご連絡をさせていただく場合がございます。
 迷惑メール防止のための受信設定をしている場合は、あらかじめ設定を解除、
 あるいは【@osaka-shoin.ac.jp】からのメールが受信できるよう ドメイン指定設定をお願いいたします。
 

 お問合せ先
 大阪樟蔭女子大学 くすのき地域協創センター
 〒577-8550 東大阪市菱屋西4-2-26
 電話:06-6723-8237
 FAX:06-6723-8302

【HPでの申込】

 申込フォームより、必要事項をご入力の上、お申込ください。
 申込フォーム 

【FAXでの申込】 

 下記必要事項をご記入の上、06-6723-8302までFAXでお送りください。
 ①お名前(フリガナ)
 ②電話番号(ご自宅・携帯)
 ③FAX番号
 ④ご住所
 ⑤Eメール
 ⑥ご職業


【アクセス方法】

 近鉄奈良線「河内小阪駅」下車 西へ徒歩300メートル
 JRおおさか東線「JR河内永和駅」下車 東へ徒歩400メートル
 ※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
 地図 アクセス