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【FD・SD活動推進委員会より】平成24年度 春期FD・SD研修プログラムを開催しました!

2012年07月13日

20120713-1.jpg2012年7月12日(木)に春期FD・SD研修プログラム「樟蔭の初年次教育を考える」と題して、研修会を開催しました。
この研修会は、ビデオ会議システムを使用して、小阪キャンパスと関屋キャンパスで同時開催しました。
開会の挨拶の後、最初に有田教授(学士課程基幹教育センター初年次教育担当)より、「アカデミック・スキルズ(AS)※1の現状と課題-共通体験とグループワークを通して”樟蔭生”としての基礎を身につける-」について報告がなされました。
報告では、AS-A(春期)の学外オリエンテーションを素材にした授業展開、AS-B(秋期)の大学祭を題材にした合同ポスターセッションの取組み事例について報告がなされました。
そして、ASの成果として、「やりとげたという自信と経験は授業でも、授業以外の大学生活の中で大きな意味を持つ」こと、課題としては、「1つのグループでの期間が長期にわたること」・「評価基準の設定の難しさ(個人に対する評価のバランスとグループに対する評価とのバランス)」があることなどが示されました。

20120713-2.jpg続いて、「2011年度アカデミック・スキルズA授業改善アンケートから見えてきたもの」と題して、奥田委員が報告しました。 そこでは分析の結果、学習意欲と理解度・満足度との関係や、理解度と満足度との相関に関わって、複数クラスを担当する同一教員の中でもばらつきが見られ、クラスメンバーとの相性や雰囲気といった要因も考えられることなどが指摘されました。
また、2012年5月19日(土)開催の関西地区FD協議会第5回総会「FD活動報告会2012」における本学のポスター発表に関して、白川FD・SD活動推進委員長より報告があり、参加校からは、本学のFD活動について、「参考になった」・「次の取組みについてもぜひ報告いただきたい」といった感想が寄せられたことも伝えられました。
最後の質疑応答では、参加者から「ASの受講状況に関して学生が所属する学科と連携してフォローしていく必要がある」、「教員同士で情報共有を行う必要性について考えさせられた」などの意見や感想が出されました。
※1 アカデミックスキルズ:大阪樟蔭女子大学では、全学必修初年次科目「アカデミック・スキルズ」が平成23年度に設置されました。その科目運営には、さまざまな学部・学科所属の教員が参画し、チームとして、この科目の計画・実施・検証・改善に取り組んでいます。