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【FD・SD活動推進委員会より】平成28年度春期FD・SD研修会を開催しました

2016年09月30日

2016年8月4日(木)、「平成28年度春期FD・SD研修会」を開催しました。

「樟蔭Tips~学生に選ばれた授業の工夫を紹介します~」と題し、本学で行なわれている様々な授業上での工夫や秘訣等を紹介し、参加者の授業スキルの向上を図りました。

◆樟蔭Tipsの紹介◆

研修会のために、一部の学生に「優れた工夫がされている授業」についての事前アンケートを実施しました。そして、その結果から選出された6名の先生方に、講師として各自の授業で取り組まれている工夫等をご紹介いただきました。

●健康栄養学科 木村雅浩教授

木村教授がご担当されている「基礎栄養学」の授業をもとに、《配付資料の工夫》についてご紹介いただきました。資格に関する科目であるため、授業内容や授業方法が限られている中、学生が理解することを意識された工夫を心がけられていることが伺えました。

●化粧ファッション学科 川野佐江子准教授

川野准教授には、《90分いかにこちらを見てもらうかのTips》を紹介していただきました。様々な工夫をされた中で「いかにこちらを見てもらうか」は「いかにこちらが見るか」に置き換えられるのではないかという考え方や、今まで上手くいっていた授業が今年は・・・というような年ごとに変わる授業の様子についてお話されていました。

●ライフプランニング学科 高松直紀講師

高松講師には、課題解決型学習(PBL)を実施されている「キャリア研究」から《manabaとGWを活用した授業工夫》についてご紹介いただきました。学生とのコミュニケーションを大事にされていること、またその中で、学生のモチベーションや達成感が実感できるような、高松講師の多大なる工夫や努力が伺えました。

●児童学科 山本幸夫教授

山本教授にはご担当されている授業の中で《やっていること・心がけていること》をご紹介いただきました。学生の目的意識や学生との関係性など、日頃学生と向き合うことの難しさを感じられていることから、それらに対する工夫や、今後の課題を挙げられていました。

●ライフプランニング学科 濵田信吾講師

濵田講師には「一方通行ではない講義を目指す」ことを基にした講義の基本的構造をご説明いただき、その中で《パワーポイントとサイレントディスカッション》を活用されていることが紹介されました。これらの手法は、学外研修で学ばれた成果や学生からの声が反映された手法であり、濵田講師の授業改善への積極的な取組みが垣間見られました。

●心理学科 川上 正浩教授

川上教授には《講義課目の中で学生を巻き込む工夫》と題し、8つのTipsについてご紹介いただきました。発表された内容・スキルが実際のプレゼンの際にまさに実践されており、参加者の皆様を巻き込むようなプレゼンとなっていました。

◆グループワーク◆

発表後は、グループに分かれ発表内容について話し合っていただき、更に、発表者に直接質問するためジグソー法を用いたグループワークを行ないました。また、グループで話し合ったり、発表者に直接質問することで、自分にとっての「The Best Tip」を見つけていただき、グループごとに発表していただきました。

 
 
 
 

参加者からは、「身近に熱心に授業に取り組まれている先生方が多くいることはとても刺激になる」「どのプレゼンターの先生にも授業に対する工夫、情熱が感じられ、とても参考になりました。」「自分の授業を見直すよい機会になりました。」という感想や、「ジグソー法を取り入れたグループワークが緊張感があり、能動的に参加できる方法だと感じ、興味深かったです。」という感想をいただき、研修会のプログラムにも満足いただけた様子が伺えました。

 

 

開催日:2016年8月4日(木)10:00~12:45

参加者:48名(専任:38名、非常勤:7名、職員:3名)

場所:翔空館10階 S1002教室