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東大阪市教育委員会との共催による【第10回(令和2年度)東大阪市連携6大学公開講座】が開催されました!

2021年02月22日

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東大阪市連携6大学公開講座は、東大阪市と大阪樟蔭女子大学を含む近隣6大学が共催で取り組む市民公開講座です。
本学は、2021年2月7日(日)に国文学科の黒田大河教授が『日本近代文学と感染症-コロナの時代に文学は可能か-』をテーマに講演を行い、45名の市民の方々にご参加いただきました。

講座の開催にあたり、受付での検温や手指消毒の徹底、正しいマスクの着用方法のアナウンス、演台へのアクリル板設置、会場の人数制限など、厳重な感染症対策が実施されていました。

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講演は、"横光利一『春は馬車に乗って』・堀辰雄『風立ちぬ』・北条民雄『いのちの初夜』"などの肺結核やハンセン病といった感染症が描かれた文学作品を通して、患者と家族の心の機微の読み解き方や時代背景、闘病生活における文学の力の可能性や、現在の新型コロナウィルス感染症との対比などについて考察するものでした。
まとめでは、これら文学作品から過去の事例に学び、感染症を正しく恐れつつ、未来を切り拓いていくことの大切さを強調しました。

参加された方々は熱心に聞き入られており、質疑応答では積極的に手が挙がるなど、大変満足されている様子でした。
また、参加者アンケートでは「すごく興味深い話を多く聴くことができて勉強になりました。」「奥深い文学の話を聞かせていただき、ありがとうございました。全文を読んでみたくなりました。」などの感想が寄せられました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

第10回(令和2年度)東大阪市連携6大学講座チラシ
【東大阪市HP】「東大阪市連携6大学公開講座」
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