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(2021.01.13)在学生・保護者のみなさまへー学長メッセージー

2021年01月13日

在学生・保護者の皆さまへ

大阪樟蔭女子大学 学長

 本日、大阪・兵庫・京都の3府県にも新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が再発令されました。この3府県に限らず、奈良・和歌山・滋賀の近畿地方、関西圏も含めて感染拡大が全国的に広がり、医療現場の逼迫度が増しています。学生みなさまにおかれましては、不要不急の外出を控え、会食やイベント等への参加自粛など、「人に移さない、人から移らない」ことを第一に考え、規律をもって行動されることを切に望みます。

 学生のみなさまは、日常生活が大きく変化し、落ち着かない毎日を送っていることと思います。本学では医師等の専門家の意見も取り入れ、感染症対策を協議し実行したことにより、キャンパス内でのクラスターの発生もなく、令和2年度秋期の授業は、残すところあと1~2回となりました。このことは、学生のみなさまはじめ教職員が協力して学内での感染症対策を徹底した成果であり、感謝いたします。

 今後も12月18日発信の「活動制限レベル3」を継続して大学運営をいたします。しかしながら、緊急事態宣言が発令されたこともあり、本学では現在の感染症対策を再確認し、講ずべき対策は更に講じて、より徹底していきます。これまで以上に学生のみなさまの利便性を第一に考えつつ、安心かつ安全な教育現場の構築に努めて参ります。

 修了あるいは卒業年次の学生の皆様は、学位研究・論文が仕上がり一息ついている方もいるでしょう。3月の学位授与式は2回に分かれますが、皆、笑顔で祝い合う日にしたいものです。就職など進路がまだ決定していない方は、厳しい状況ではありますが、あきらめず粘り強く活動を続けてください。
 次の年次の学生の皆様は、将来の見通しに不安を覚える方もいるでしょう。しかし、就職活動など自分の進路を考え行動する時期となりました。オンラインでの説明会やインターンシップなど戸惑うことも多いでしょうが、自分の考えを持ち、しっかりと行動していきましょう。

  さらに次の年次以降の学生の皆様には、今年一年、経験したことを踏まえ、どう学生生活を今後過ごしていけば良いか、一度じっくりと考えてください。新しい年度になった時に着実に成長していけるよう、自分を見つめ直してください。特に、今年度入学された1年次生の皆様は自分の思い描いていた学生生活が送ることができず、非常に苦しい思いをされたと思います。制約はまだまだ残るでしょうが、次年度、少しでも多くの場面で学生生活を楽しんでもらいたいものです。そのためにも、今は自分と向き合い、将来に向けたデザインを描き始めてください。

  このようにどの学年・学科・専攻の学生・院生の皆様にも、大阪樟蔭女子大学で学んだことを活かして社会で活躍、そして多くの人に貢献する人生を歩んでいただきたいと思います。本学では、2030年に向けたグランドデザイン「美 Beautiful~美(知性・情操・品性)を通して社会に貢献する~」を掲げ、キャンパス内外における様々な学びの場を提供することにより、学生の皆様が学友とともに教職員も交えて成長を感じられる大学生活を送ることができるよう環境整備を進めています。もちろん、卒業・修了後もサポートいたします。日々、教職員が一丸となり検討を重ね、実行していくことを約束いたします。

 最後となりましたが、保護者の皆様におかれましては、日頃、本学の教育に対して、ご理解・ご協力を賜り、まことにありがとうございます。今年度はコロナ禍の状況下、通常とは大きく異なる大学運営となりました。これまでいただいたお問合せ、中には厳しいご意見も頂戴しましたが、皆様の本学に対する真摯なご対応に改めて感謝いたします。今後とも、引き続きご支援いただけるよう努めて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。